【領事班からのお知らせ】 イスラム過激派組織によるラマダン期間中のテロを呼びかける声明の発出に伴う注意喚起

平成28年5月31日

在フィリピン日本国大使館

1.

 
今般,外務省よりラマダン(本年は6月6日頃から7月5日頃まで)に際した海外安全情報(広域情報)が発出されましたので,以下のとおりお知らせいたします。
●イスラム過激派組織によるラマダン期間中のテロを呼びかける声明の発出に伴う注意喚起
http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo.asp?infocode=2016C153
2. フィリピンへの影響等
  (1)


 
フィリピンにはイスラム過激派組織であるアブ・サヤフ・グループ(ASG)やイスラム系反政府武装組織バンサモロ・イスラム自由戦士団(BIFF)などイスラム過激派組織ISIL に支持を表明している組織が存在しますので,今後,ISIL等によるテロの呼びかけに呼応し,これらの組織が外国人誘拐,テロ活動を活発化させるおそれがあります。シリアやチュニジアにおいて日本人が殺害されるテロ事件が発生したほか,ISIL等のイスラム過激派組織の主張に影響を受けている者によるとみられるテロが世界各地で発生していることを踏まえれば,日本人,日本権益がテロを含む様々な事件に巻き込まれる危険があります。
  (2)






 
また,ASGは2015年9月にダバオ州サマル島において外国人3人を含む4人を誘拐し,本年4月25日にカナダ人の人質1人を斬首し,引き続き身代金の支払いがなければ更に人質を殺害すると脅迫する動画をインターネット上に公開しました。また,最近公開された動画では人質はオレンジ色の服を着用していました。これらの手口がISILの模倣と見られること等から,ラマダン期間中およびその後においても,このような誘拐事件やテロ事件が発生又は増加する可能性があります。
●外務省危険情報(フィリピン)
  http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo.asp?id=013#ad-image-0
●安全対策マニュアル
  https://www.ph.emb-japan.go.jp/visiting/2016safetymeasures_j.pdf
3.


 
なお,テロ対策等に関しては,以下の資料も併せてご参照ください。
http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph.htmlに掲載
(1)パンフレット「海外へ進出する日本人・企業のための爆弾テロ対策Q&A」
(2)パンフレット「海外旅行のテロ・誘拐対策」

 [在フィリピン日本国大使館]
【メールアドレス】ryoji@ma.mofa.go.jp
【HP】https://www.ph.emb-japan.go.jp/index_japanese_version.htm
【領事窓口申請受付時間(査証申請を除く)】月~金曜 08:40-12:00 及び13:30-16:30