クイック・インパクト・プロジェクト「2階ピロティ式水産加工施設引渡式典」

テープカット

寺田書記官挨拶

完成した水産加工施設

裨益者である漁業者と共に

9月28日、レイテ州タナウアン町において、フィリピン共和国における緊急開発調査「台風ヨランダ災害復旧復興支援プロジェクト」の一環として実施されているクイック・インパクト・プロジェクトで整理された2階ピロティ式水産加工施設の引渡式典が行われました。引渡式典には、アルバラデホ・農業省水産養殖局第8地域事務所長、エスペランシラ科学技術省第8地域事務所長の他、当館より寺田書記官、JICA本部より平林専門員、フィリピン事務所より上野所員、事業に関係するバランガイ・サンタクルズより関係者等約50人が集まりました。

今回整備した水産加工施設は、再度災害(高潮)による被害を防止する考えから、鉄筋コンクリート造りにするとともにピロティ式(1階部分を柱のみを残して外部空間とする建築形式)を採用しました。この水産加工施設を活用し、近海で養殖しているカキやミルクフィッシュを現地で燻製や干物等に加工することにより、流通時の品質劣化やロスの発生を減少させるとともに、加工により付加価値をつけることで、漁業者及びその関係者の収入を向上させます。

今後、今回の引渡式典を行った水産加工施設を核として、草の根技術協力事業「奥松島の技術を活かした台風ヨランダ被災漁村における水産養殖と加工品開発」によって、養殖技術、食品加工技術及びマーケティングの技術指導、研修等を実施します。これらのプロジェクトによりレイテ州タナウアン町がカキやミルクフィッシュの一大生産地となり、その効果がフィリピン全土に波及することを期待します。

[関連リンク]
・外務省HP フィリピン中部における台風被害
 http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/page24_000158.html
 
・ODA見える化サイト 台風ヨランダ災害緊急復旧復興支援プロジェクト
 http://www.jica.go.jp/oda/project/1303201/index.html