「ミンダナオ紛争影響地域におけるコミュニティ開発計画」による農道引渡式典

   


3月22日,マギンダナオ州ダトゥパグラス市において,フィリピン共和国における無償資金協力として実施された「ミンダナオ紛争影響地域におけるコミュニティ開発計画」による,農村から市場等へのアクセス道路(Farm to Market Road)の引渡式典が開催され,当館より伊従公使,森書記官,JICAフィリピン事務所より和田所長他が出席しました。同式典には,被供与団体であるダトゥパグラス市長,アラマダ市長の他,マギンダナオ州知事,北コタバト州知事,和平プロセス担当大統領顧問室及び農業省関係者等が出席しました。
 
本事業は,ミンダナオ紛争影響地域において,農道(Farm to Market Road)を整備することにより,住民の生活改善や生計向上を図り,もって対象地域の貧困削減と和平の定着に寄与することを目的として実施されました。本事業では,農道(ラナオ・デル・スール州ブンバラン:4.7km,北コタバト州アラマダ:8.6km,マギンダナオ州ダトゥ・パグラス:8.7km)及び橋梁を整備しました。
 
紛争影響地域と呼ばれるミンダナオ島の南西部では,40年以上に及ぶ紛争の影響もあり,基礎的社会サービスやインフラの不足などの課題を抱えており,フィリピン国内でも最も貧困率が高い地域の一つとなっています。また,地域の主要な産業である農業に関しては,自動車の通行に支障のある道路が多く,農村から市場までのアクセスが制限されていましたが,今後は,本事業により整備された農道を活用し,車両の通年交通の確保を通じた農業開発の促進が期待されます。