遠藤大使によるフィリピン国軍総司令部編成38周年記念式典への参加

令和7年5月30日

令和7年5月30日、遠藤和也大使は、フィリピン国防省等が所在するキャンプ・アギナルドにおいて記念式典に参加しました。


 
キャンプ・アギナルドは、前身のキャンプ・マーフィ創設以来90年の歴史を有し、1987年にフィリピン国軍総司令部がこの地に編成され、今回その38周年を祝う式典となりました。

式典執行者の司令部業務コマンド司令官アレヴァロ准将によれば、キャンプ・アギナルドの今年のテーマは「革新、変革、卓越性を通じて、世界レベルのキャンプ・アギナルドのための堅固な基盤を築く」であり、現在建設中の「メトロマニラ地下鉄プロジェクト」(Metro Manila Subway Project:MMSP)では、キャンプ・アギナルド駅も設けられる予定です。


 
日本がODAを通じて支援している地下鉄建設は、キャンプ・アギナルドを含む沿線地域にモビリティ、アクセシビリティをもたらし、大気汚染や気候変動といった環境問題の解決にも資するものとして、フィリピン国軍及び周辺住民からも大いに期待されています。

 
 
遠藤大使は、戦略的なインフラ建設事業、防衛協力の強化、人々の交流の強化を通じて、平和、安定、持続可能な開発を促進するためのフィリピンの取組を支援するという日本の揺るぎない決意を再確認しました。

Remarks of Ambassador ENDO Kazuya at the 38th Anniversary of the General Headquarters and Headquarters Service Command of the Armed Forces of the Philippines