越川大使のコタバト訪問

令和3年3月12日
    
バンサモロ暫定自治政府(BTA)            メトロ・コタバト水道区

    
合同和平治安チーム(JPST)            独立退役・武装解除機関(IDB)

   
           中北ミンダナオ日系人会        旧日本陸軍独立歩兵第166大隊(内匠部隊)慰霊碑
 
 3月10-11日、越川大使は、新型コロナウィルス感染防止対策のための国内移動規制が一部緩和されたことを受け、昨年11月の着任以降初めてミンダナオ・コタバトを訪問しました。
 
 日本は、人間の安全保障の理念の下、ミンダナオ和平のために、人材育成、組織力強化、インフラ整備といった幅広い分野で30年にわたり筆頭ドナーとして支援をおこなってきました。
 
 現地では、バンサモロ暫定自治政府(BTA)を訪問したほか、日本でのJICA研修経験を有しメトロコタバト水道区で活躍している技術者と面会しました。さらに日本が支援している国軍・警察及びモロ・イスラム解放戦線(MILF)からなる合同和平治安チーム(JPST)や独立退役・武装解除機関(IDB)にも訪問しました。
 
 また、今回の訪問では、戦前からの移民の子孫からなる中北ミンダナオ日系人会の会員約40名と交流したほか、コタバト市に建立されている内匠(たくみ)部隊慰霊碑の前で先の大戦の戦没者に追悼の誠を捧げました。