新型インフルエンザの発生につきましては、27日、28日及び29日に発出しました「大使館からのお知らせ」にて累次お伝えしたところですが、29日、世界保健機関(WHO)において専門家による第3回緊急会合が開催され、その結果を踏まえて公表されたWHO事務局長のステートメントの中で、新型インフルエンザの警戒水準を現在の「フェーズ4」から「フェーズ5」に引き上げる旨の宣言が正式になされました。
警戒水準「フェーズ5」は、ヒトからヒトへの感染が少なくとも2つの国で確認された段階とされ、世界的な大流行(パンデミック)への備えを必要とされています。
つきましては、関連情報を以下のとおり、お伝えしますので、ご参考にされたく、また、皆様におかれましても、引き続き、冷静に事態の推移及び関連情報にご注意願います。
1.フィリピンの状況
フィリピン大統領府は29日、フィリピンにおける新型インフルエンザの発生報告はないとして、国民に対し、パニックにならないようにとのアドバイスを発表しました。
他方、フィリピン政府はアロヨ大統領の指示の下、国家災害調整委員会を28日開催し、関係省庁の協力により、事態を注視するとともに、水際対策等、必要な対策を講じることを合意しました。
これにより、既にご案内しておりますとおり、空港等での水際対策(体温確認などの入国時の健康チェック等)が強化されるものと見込まれます。
2.日本の状況
(1)日本政府は、WHOによる「フェーズ5」宣言を受け、4月30日、首相官邸にて新型インフルエンザ対策本部幹事会が開催され、現時点で日本国内に感染者がいないことを確認するとともに、国内感染阻止に向けた水際対策の強化徹底(入国者の健康状態の把握などの検疫強化等)の確認等必要な対策を着実に実施していくことを確認しました。
(2) 外務省は30日、新たな「 感染症危険情報」を発出しました。 ポイントしては、以下のとおりです。
●メキシコ以外で新型インフルエンザの感染が確認されている国に渡航を検討されている方は、渡航先の感染状況及びWHOの情報等最新情報を入手し、十分注意して下さい。
●また、これらの国に滞在される方は、今後WHOの情報にも留意しつつ、感染防止対策を徹底するとともに、感染が疑われた場合には速やかに医療機関で受診して下さい。
(注意)
※30日午前9時(日本時間)現在、メキシコ以外でWHOにより感染が確認されている国(7カ国):米国、カナダ、スペイン、ニュージーランド、イスラエル、英国、ドイツ
※独自に感染確認を公表している国(2カ国) : オーストリア、コスタリカ
※今後、感染が確認される国が増える可能性がありますので、最新情報の入手に努め、新たな感染国となった国への渡航についても、同様に十分注意願います。
なお、 詳細は、下記ホーム・ページを参照願います。
http://www.pubanzen.mofa.go.jp/
3.皆様へのお願い
(1)当館としましては、引き続き情報収集に努め、在留邦人の皆様への迅速な情報提供を行っていきますが、皆様におかれましても、関心を持って情勢を注視頂くようお願い致します。
(2)加えて、以下の点にご留意の上、 感染防止に努めてください。
●十分な水・食糧の備蓄を行い、不要不急の外出は控える。
●外出する際は人混みを避ける。また、咳やくしゃみ等による感染を防ぐため、マスクを着用する。
●積極的に手洗いやうがいを行う。
●ウイルスは粘膜を介して感染するので、口、鼻、目などの粘膜部分に手で触れない。
●発熱や咳などインフルエンザと似た症状がみられた場合には、現地の医療機関を受診する。
(3)帰国時に高熱、咳症状がみられる場合には検疫所の健康相談室にお申し出ください(帰宅後に同様の症状が現れた場合には、最寄りの保健所に相談し、感染地域に渡航していた旨をお知らせください。)。
(問い合わせ先)
○外務省豚インフルエンザ相談窓口
電話:(代表)03-3580-3311 (内線)4625、4627、4629
(関連ホームページ)
○外務省海外安全ホームページ: http://www.anzen.mofa.go.jp/
○厚生労働省ホームページ(新型インフルエンザ対策関連情報)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/index.html
○世界保健機関( WHO )ホームページ(豚インフルエンザ関連)
http://www.who.int/csr/disease/swineflu/en/ ( 英語 )
○農林水産省ホームページ(新型インフルエンザ関連情報)
http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/anpo/buta.html