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平成23年01月28日

フィリピン北部(ルソン地方)の

在留邦人数調査結果の概要について

 

平成23年 1月 28日

在フィリピン日本国大使館

在マニラ日本国総領事館 

1.総論

 

平成22年(2010年)10月1日現在の在マニラ総領事館管轄区域内(フィリピン北部(ルソン地方))に在留する邦人総数は1万4,469人※で、対前年比240人(約1.7%)の増加となっています。このうち、長期滞在者が1万983人(対前年比78人増)で在留邦人全体の8割近くを占め、永住者は3,486人(約24%)(対前年比162人増)となっています。

※ 在留届出ベースの数を基礎とした推定値です。以下、同じ。

 

 永住者は5年前約18%に過ぎませんでしたが、長期滞在者がこの5年間微増の状態にあるのに比べて、この5年間で約1.8倍増加しています。

職業別では、長期滞在者では、約63%(6,971人)が「民間企業関係者」(含む同伴家族、以下同じ)で、永住者では、「その他」(無職など)が約54%(1,877人)でもっとも多くなっています。

地域別では、マニラ首都圏に全体の約71%(1万227人)の在留邦人が住み、特にマカティ市には全体の約30%(4,362人)が住んでいます。但し、この5年間で、マニラ首都圏に在留する邦人の割合が約6%減少した代わりに、その分、近隣の各州(特にカビテ州)の在留邦人の割合が高まっています。

男女別では、男性が1万170人(約70%)、女性が4,299人(約30%)で、男性が女性の2倍以上となっています。これは、主に、在留邦人の半数(約48%)を占める長期滞在の民間企業駐在員の約76%が男性であることによります。

同居家族の割合は、約35%で、単身世帯が在留邦人世帯の大半を占めています。これは、主に、在留邦人の半数(約48%)を占める長期滞在の民間企業駐在員の多くが単身赴任であることによります。

年齢別では、40歳代が約18%で最も多く、次いで、10歳代(約17%)、60歳代(約15%)、50歳代(約14%)、30歳代(約11%)、10歳未満(11%)の順となっています。

 

 

2.職業別

 

(1)長期滞在者

 長期滞在者を職業別に見てみると、約63%(6,971人)が「民間企業関係者」で、次いで、「その他」(無職など)約18%(1,975人)、「自由業関係者」約8.0%(882人)、「政府関係者」約7.6%(840人)、「留学生・研究者」約2.6%(284人)、「報道関係者」約0.4%(31人)の順となっています。

 「その他」(無職など)と「自由業関係者」が、対前年比それぞれ約10%(186人)、約5%(45人)増加した一方、「留学生・研究者」と「政府関係者」が、対前年比それぞれ約22%(81人)、約7%(67人)減少しています。

この内、「その他」(無職など)については、20歳以下が約47%、60歳代(約16%)を中心に50歳代から70歳代が約32%という二つの年齢層に大きく分かれています。前者は、国際結婚で出生した子女が、主にフィリピン人の母親や祖父母などと同居しており、本邦には日本人父親が残っているケースが多く、後者は、主にフィリピンの特別居住退職者ビザ(SRRV)などを利用して長期滞在している年金生活者などのケースが多く、後者の約86%が男性でその約99%は単身者となっています。

5年前に比べて、「政府関係者」、「自由業関係者」、「その他」(無職など)、「民間企業関係者」が、それぞれ約42%増、約38%増、約24%増、約22%増、と大幅に増加している一方、「留学生・研究者」は約20%の大幅減となっています。

(2)永住者

 永住者を職業別に見てみると、「その他」(無職など)が約54%(1,877人)でもっとも多く、次いで、「自由業関係者」約25%(871人)、「民間企業関係者」約20%(691人)、「留学生・研究者」約0.8%(30人)、「政府関係者」約0.5%(17人)、の順となっています。

 この内、「その他」(無職など)については、60歳代(約27%)を中心に50歳代から70歳代が約50%、20歳未満が約30%という二つの年齢層に大きく分かれています。前者は、その9割近くが男性であり、主にフィリピン女性と国際結婚し、その配偶者として子女と共に永住しているケースが多く、後者は、それら国際結婚で出生した子女のケースが多い。

 

3.地域別

 

(1)州別

 

(イ)全体

 州別では、マニラ首都圏に在留邦人全体の約71%(1万227人)が住み、次いで、カビテ州約6.6%(957人)、ラグナ州約5.2%(748人)、リサール州約3.0%(428人)、ブラカン州約2.6%(381人)、パンパンガ州約2.1%(300人)、ザンバレス州約1.9%(281人)の順となっています。これら合計で全体の約92%(1万3,322人)を占めています。

 

(ロ)長期滞在者

 マニラ首都圏に長期滞在者の約76%(8,309人)が住み、次いで、カビテ州約5.3%(586人)、ラグナ州約4.6%(504人)、ザンバレス州約2.2%(239人)、ブラカン州約2.0%(約220人)、パンパンガ州約1.9%(209人)、リサール州約1.9%(206人)、の順となっています。これら合計で長期滞在者の約92%(1万81人)を占めています。

(ハ)永住者

 マニラ首都圏に永住者の約55%(1,918人)が住み、次いで、カビテ州約11%(371人)、ラグナ州約7.0%(244人)、リサール州約6.4%(222人)、ブラカン州約4.2%(147人)、の順となっています。これら合計で永住者の約83%(2,902人)を占めています。

 

(2)都市別

 

(イ)マニラ首都圏

マニラ首都圏では、マカティ市に半数近くの約43%(4,362人)が住み、次いで、ムンティンルパ市約9.0%(912人)、パラニャーケ市約8.4%(862人)、ケソン市約7.4%(764人)、ダギッグ市約6.9%(703人)、マニラ市約5.9%(600人)、の順となっており、これら6市で約80%(8,203人)を占めています。

ダギッグ市の在留邦人は、対前年比約1.3倍の増加で、この5年間では約2.6倍増加しています。

なお、5年前は、マニラ首都圏では、マカティ市約48%(3,938人)、ムンティンルパ市約9.9%(811人)、パラニャーケ市約8.4%(687人)、ケソン市約7.7%(626人)、マニラ市約5.3%(431人)、の順となっており、これら5市で約80%(6,493人)を占めていました。

マカティ市では、サルセド・ビレッジに約27%(1,198人)、レガスピ・ビレッジに約23%(995人)、ロックウェル・センターに約18%(785人)が住み、これら3地区で約68%(2,978人)を占めています。次いで、アヤラ通り約3.2%、ダスマリニャス・ビレッジ約2.8%、ベル・エア・ビレッジ約2.2%、サン・ロレンゾ・ビレッジ約2.0%、ウルダネタ・ビレッジ約2.0%、ピオ・デル・ピラー地区約2.0%、パソン・タモ地区約1.7%、マガリャネス・ビレッジ約1.5%、の順となっています。

ムンティンルパ市では、アヤラ・アラバン・ビレッジに約59%(537人)が住み、次いでフィリンベスト・コープ・シティ地区約22%(205人)となっています。

マニラ市では、マラテ地区に約39%(234人)が住み、次いでエルミタ地区約12%(71人)となっています。

タギッグ市では、ボニファシオ・グローバル・シティ地区に約85%(600人)が住んでいます。同地区の在留邦人は、対前年比約1.4倍(175人)増加しています。

 

(ロ)マニラ首都圏以外

 マニラ首都圏以外の都市では、サンタロサ市が約6.3%(269人)で最も多く、次いでバコール市約4.9%(209人)、アンヘレス市約4.0%(170人)、オロンガポ市約3.9%(164人)、イムス市約3.8%(160人)、ダスマリニャス市約3.6%(154人)、アンティポロ市約3.6%(151人)、ビニャン市約2.9%(123人)、カインタ市約2.6%(110人)、バギオ市約2.4%(102人)、の順となっています。

 なお、5年前は、マニラ首都圏以外の都市では、アンヘレス市約5.9%(158人)、サンタロサ市約5.2%(141人)、バコール市約4.3%(116人)、アンティポロ市約3.9%(104人)、イムス市約3.8%(103人)、スービック約3.6%(97人)、ビニャン市約3.5%(93人)、オロンガポ市約3.3%(88人)、ダスマリニャス市約2.8%(74人)、カインタ市約2.6%(71人)、の順となっていました。

 

 

4.男女別

 

(1)全体

 全体では、女性の割合は約30%(4,299人)となっています。長期滞在者では、女性の割合は約29%(3,156人)ですが、永住者では、約33%(1,143人)と女性の割合が若干高くなっています。いずれも5年前とほぼ同じ割合となっています。

 

(2)長期滞在者

 長期滞在者では、女性の割合は、「報道関係者」(約52%)、「留学生・研究者」(約50%)、「政府関係者」(約47%)で高い一方、「民間企業関係者」(約24%)、「自由業関係者」(約26%)、「その他」(無職など)(約37%)では低くなっています。いずれも5年前とほぼ同じ割合となっています。

在留届筆頭者だけでみると、女性の割合は、「留学生・研究者」(約52%)で約5割、「その他」(無職など)(約29%)で約3割、「報道関係者」(約25%)と「政府関係者」(約24%)でそれぞれ約2.5割ですが、「民間企業関係者」(約5%)、「自由業関係者」(約9%)では1割を切っています。長期滞在者では、「民間企業関係者」と「自由業関係者」の多くは男性(その多くは単身)となっています。

 

(3)永住者

 永住者では、女性の割合は、「民間企業関係者」(約37%)、「その他」(無職など)(約34%)、「留学生・研究者」(約33%)、「政府関係者」(約29%)、「自由業関係者」(約27%)、の順となっており、ほぼ3割から4割は女性となっています。

在留届筆頭者だけでみると、女性の割合は、「留学生・研究者」(約32%)が最も高く、次いで、「その他」(無職など)(約21%)、「政府関係者」(約17%)、「民間企業関係者」(約15%)、「自由業関係者」(約7%)の順となっています。

 

 

5.同居家族の割合

 

(1)全体

 全体では、同居家族の割合は約36%で、その内長期滞在者では約34%、永住者では約41%となっています。長期滞在者では5年前とほぼ同じ割合となっています。

 

(2)長期滞在者

 長期滞在者では、同居家族の割合は、「政府関係者」(約48%)、「報道関係者」(約47%)、「自由業関係者」(約39%)、「その他」(無職など)(約33%)、「民間企業関係者」(約33%)では約3割から約5割となっていますが、「留学生・研究者」(約15%)では約2割を切っています。いずれも5年前とほぼ同じ割合となっています。

 

(3)永住者

 永住者では、同居家族の割合は、「政府関係者」(約65%)、「民間企業関係者」(約50%)、「自由業関係者」(約43%)、「留学生・研究者」(約37%)、「その他」(無職など)(約36%)となっており、「政府関係者」を除きほぼ5割から4割近くとなっています。                  

 

 

6.年齢別

 

(1)全体

全体では、年齢別の割合は、10歳未満11.0%、10歳代16.4%、20歳代7.1%、30歳代11.4%、40歳代18.4%、50歳代14.7%、60歳代14.2%、70歳代5.2%、80歳代1.2%、90歳代0.2%となっています。40歳代が約2割で最も多く、60歳以下では、20歳代を除きいずれも1割を超えていますが、80歳以上は2%以下に留まっています。

 

(2)長期滞在者

 長期滞在者では、年齢別の割合は、10歳未満11.2%、10歳代15.0%、20歳代6.8%、30歳代13.8%、40歳代21.4%、50歳代15.9%、60歳代11.5%、70歳代3.7%、80歳代0.7%、90歳代0.08%となっています。

40歳代が約2割で最も多く、次いで50歳代、10歳代、30歳代、60歳代、10歳未満と続き、いずれも1割を超えています。他方、20歳代は約7%に留まっています。

 

(3)永住者

 

永住者では、年齢別の割合は、10歳未満10.7%、10歳代20.6%、20歳代8.1%、30歳代3.9%、40歳代9.1%、50歳代11.2%、60歳代22.7%、70歳代10.0%、80歳代2.9%、90歳代0.7%となっています。10歳代と60歳代が約2割で最も多く、次いで、50歳代、10歳未満、70歳代では、1割を超え、40歳代でも1割近くあります。他方、20歳代と30歳代は1割以下に留まっています。   

 

(了)   

 

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