1.JPO制度の概要
外務省では,将来的に国際機関で正規職員として勤務することを志望する若手日本人を対象に,日本政府が派遣にかかる経費を負担して一定期間(原則2年間)各国際機関で職員として勤務していただくことにより,国際機関の正規職員となるために必要な知識・経験を積む機会を提供し,ひいては派遣期間終了後も引き続き正規職員として派遣先機関や他の国際機関に採用されることを目的として,JPO派遣制度を実施しております。
ただし,自動的に国際機関の正規職員となることが保証されるものではありませんので派遣期間終了後に正規職員となるためには,通常の手続きに従って空席ポストに応募して採用される必要性があります。
2.人材が求められている分野
国連をはじめとする国際機関では,開発,人権,人道,教育,保健,平和構築等の分野に加え,IT,ロジスティクス,調達,法務,財務,広報(渉外関係),人事,会議管理,モニタリング評価(M&E),環境,工学,理学,農学,薬学,建築,防災等の分野のバックグランドを有する人材が広く求められています。外務省としても,これらの分野で活躍する人材をJPOとして積極的に派遣したいと考えております。
3.2016年度JPO試験の概要
(※詳細については、外務省国際機関人事センター及び同センターのウェブサイトhttp://www.mofa-irc.go.jpまで)
(1)応募資格
・35歳以下
・修士号を有し,かつ,2年以上の職務経験を有すること
・英語で職務遂行が可能であること
・将来にわたり国際機関で働く意思を有すること
・日本国籍を有すること
(2)選考方法
・第一次審査:外務省による書類選考
・第二次審査:外務省による面接選考(試験地:東京,ジュネーブ又はニューヨーク)又はUNDPもしくはWFPによる面接選考(電話面接)
(3)応募方法
紙媒体(郵送等)又は電子媒体(電子メール)により,外務省国際機関人事センターに応募する。
(4)応募受付期間
本年4月1日から5月9日まで
(5)合格発表予定時期
・第一次審査:6月上旬~中旬
・第二次審査:9月上旬~中旬(ただし,UNDP又はWFPによる選考を受ける者はこれに前後する可能性あり)
以 上