ホーム - プレスレリース

平成22年06月29日

フィリピン小児医療センター 周産期センター

第23周年記念式典

 

 

 

6月28日、ケソン市において、フィリピン小児医療センターの周産期センター第23周年記念式典が開催され、卜部敏直駐フィリピン大使からのメッセージを小川書記官が代読しました。フィリピン側からは、レクシオネス院長らが出席しました。

 

 周産期センタ-は、分娩前後の母子に対して医療を行う部門としてフィリピン小児医療センター内に新設され、その際、日本政府は無償資金協力(約343百万円)として、麻酔器、救急車、コンピューターシステム等の供与をフィリピン小児医療センターに対して行いました。

 

フィリピンでは MDG4 である子どもの死亡率低減の達成状況は、比較的良好で、1990年に5歳以下の小児死亡率が1000出生対80人であったところ、2008年には33.5人まで減少させることに成功しております。目標の2015年26.7人に向けて、今後ともフィリピン小児医療センターの役割は重要です。

 

日本政府は、人間の安全保障の観点からも保健分野での協力を重視しており、子供の死亡率低減などを含むミレニアム開発目標( MDG s)の達成に向けて、途上国への支援を実施してきています。

 

日本は、フィリピンにおいても様々な事業を実施してきており、現在も東ビサヤ地方での母子保健強化の技術協力プロジェクト等を実施しています。

 

こういった協力を通じた日比の協力は、 我が国とフィリピンとの戦略的パートナーシップを育むことにも寄与するものです。

 

 

(c) Embassy of Japan in the Philippines