
東日本大震災を受け、被災者の「心のケア」などを目的として、フィリピン政府から派遣されたフィリピン人医師3名(マリア・パス・コラレス医師(団長)、アイダ・ムンカダ医師及びシャロン・トリユンフォ医師)からなる医療支援チームは、6月28日(火)から7月13日(水)まで訪日しました。同チームは、日本人の医師・臨床心理士とともに、岩手県及び宮城県の被災地を巡回し、在日フィリピン人の御家族を含めた被災者の方々に対する「心のケア」等を目的とする医療支援活動を行いました。同チームは、7月12日に外務省の菊田政務官を表敬した後、13日にフィリピンに帰国しました。
同チームは、岩手県(大船渡市、陸前高田市、盛岡市、久慈市、野田村、大槌町、釜石市。)及び宮城県(気仙沼市、仙台市、南三陸町、丸森町)において、地域の基幹病院、避難所、被災者の自宅等を訪れ、被災された在日フィリピン人女性、その日本人配偶者及び子供等と面談し、合計約200名の方々の「心のケア」に当たりました。
被災者の方々は、フィリピン人医師らに対して、母国語であるタガログ語で、地震と津波の恐ろしさ、奇跡的に助かった経験、大切な人やものを失った悲しみ、家族と連絡が取れなかった時の不安、震災後の生活の大変さ、他人を助けられなかった罪悪感等を切々と、時に涙ぐみながら語っていたとのことです。
また、同医師らによると、被災者の方々からは、震災後の気持ちの落ち込みや、心的外傷などの相談が寄せられており、母国語であるタガログ語を用いることで効果的に心のケアを行うことができたとのことです。
我が国は、同チームの被災地における活躍を通じた今回のフィリピン政府の支援に深く感謝します。
同チームのフィリピン人医師3名は、7月13日(水)にマニラ空港に到着し、加藤総領事は同チームを空港で出迎え、日本での活躍をねぎらいました。