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平成23年05月04日

大使館からのお知らせ

(ウサマ・ビン・ラーディンの殺害に伴う注意喚起:その2)

 

 

平成23年5月4日

 

在フィリピン日本国大使館

 

 

1 今回のウサマ・ビン・ラーディンの殺害を受けて,フィリピン治安当局は,差し迫った危機は感知されていないとしながらも,不測の事態に備える観点から,油断せず,警戒を怠らないよう呼びかけています。

 

2 フィリピン国家警察(PNP)では,ホーリーウイーク中の不測の事態に備えるため,4月13日以降,全土の警戒レベルを最高度(3段階の最高度)に引き上げていましたが,今回の事態を踏まえ同レベルを維持するとしています。

これを受け,同警察では,国内の空・海港の警戒態勢強化に加え,ショッピングモール,バスターミナル,MRT・LRT駅等でも警戒強化を実施するとしており,また,米国大使館に追加的な警備要員を配置し,通常以上の警戒態勢を敷くとしております。

また,空港においても,空港入港時の検問強化に加え,外国人テロリストの入国を未然に防ぐための入国審査や手荷物検査を従来以上に厳格に行うなどの対応が取られています。

 

3 一方,フィリピンにおいては,国際テロ組織アル・カーイダとの関連が指摘されるテロ組織や,主にミンダナオ地方で反政府活動を展開しているイスラム系組織が存在することを踏まえ,フィリピン国家警察は,ミンダナオ地方スールー州,バシラン州,タウィ・タウィ州に追加的な警察官を配備し,治安の維持に当たるとしています。

 

4 つきましては,今回の事態を受けて,フィリピン国内ではマニラ首都圏に限らず,当面,通常よりも厳重な警戒態勢が取られることになりますので,在留邦人の皆様におかれては,テロ情勢を含めた治安関連情報を収集するとともに,公共交通機関を利用する際や,外国人を含めて不特定多数が集まるショッピングモールや政府関連施設,米国関連施設等を訪れる際は,ご家族を含めテロへの警戒を怠らないよう注意してください。

 

以上

 

(c) Embassy of Japan in the Philippines