1 11月7日付スポット情報(フィリピン:台風30号の接近に伴う注意喚起(その2))でお知らせしたとおり,フィリピン東方沖で発生した猛烈な台風30号(アジア名:ハイヤン,フィリピン名:ヨランダ)は8日ビサヤ地方へ上陸・横断し,レイテ島を中心に暴風・高潮による甚大な被害をもたらしています。
2 一方,現在フィリピン南東沖に,新たな熱帯低気圧(フィリピン名:ゾライダ)が発生しており,フィリピンへ接近しつつあります。フィリピン気象庁の予測によれば,同熱帯低気圧の進路は,台風30号とほぼ同じ進路をとる見込みであり,12日又は13日にもフィリピンへ上陸する可能性があります。
3 フィリピンでは,台風30号で甚大な被害が発生しており,また,同台風により地盤等が緩んでいることに伴う土砂崩れ等の二次被害が発生するおそれがあることや,特に,現在発生している熱帯低気圧の進路上にある地域及びその周辺では,予測できない複合的な災害が発生する危険性も排除されません。
4 つきましては,これらの地域へ渡航・滞在を予定されている方は,以下の関連ウェブサイトを参考に現地の気象情報の収集に努め,被害が予想される場合には渡航・外出を控える,あるいは日程・移動経路又は訪問地を変更する等,災害や事故に巻き込まれないよう安全確保に努めてください。
また,同地域に既に滞在中の方は,報道及び関係機関から最新の情報を収集して災害に備え,懐中電灯・携帯用ラジオ等を手元に置いておくほか,飲料水・食糧を備蓄し,家族等に緊急の連絡先を知らせ,事前に避難場所を確認するとともに,必要な場合には速やかに安全な場所へ退避する等災害被害を避けるための行動や,安全対策を講じてください。
《 参考 》
日本気象庁(台風情報) : http://www.jma.go.jp/jp/typh/
フィリピン気象庁(PAGASA): http://www.pagasa.dost.gov.ph/
フィリピン国家災害リスク削減委員会(NDRRMC): http://www.ndrrmc.gov.ph/
3 万一災害に巻き込まれた場合は,現地の気象当局等が発表する警報等に従って安全確保に努めるとともに,日本の留守家族,最寄りの日本国大使館または出張駐在官事務所(下記連絡先)まで連絡してください。
(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(外務省代表)03-3580-3311 (内線)2902
(外務省関連課室連絡先)
○外務省領事局海外邦人安全課
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)5139
○外務省海外安全ホームページ:http://www.anzen.mofa.go.jp
http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp
(携帯版)
(現地公館連絡先)
○在フィリピン日本国大使館
住所:2627 Roxas Boulevard, Pasay City, Metro Manila, 1300, Philippines
電話: (63-2) 551-5710
FAX : (63-2) 551-5780
ホームページ: http://www.ph.emb-japan.go.jp/index_japanese_version.htm
○在セブ出張駐在官事務所
住所:7F, Keppel Center, Samar Loop cor. Cardinal Rosales Avenue, Cebu Business Park, Cebu City, Philippines
電話: (63-32) 231-7321
FAX : (63-32) 231-6843
○在ダバオ出張駐在官事務所
住所:Suite B305 3F, Plaza de Luisa Complex, 140 R. Magsaysay Ave., Davao City 8000, Philippines
電話: (63-82) 221-3100
FAX : (63-82) 221-2176