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平成25年12月10日

 

海外安全対策情報
(2013年7月~9月)

 

   

在フィリピン日本国大使館

 

1.社会・治安情勢  セブ州は世界的に著名な観光地を擁しており,治安当局が取締りに力を入れていることから,一般的にはフィリピンの中では比較的治安が安定していると言われている。しかし、下記2.のとおり旅行者を含む邦人に対する犯罪被害が発生しており、決して安全とは言えない状況にあることから,行動する際には十分注意する必要がある。

 

2.一般犯罪・凶悪犯罪の傾向

 (1)フィリピン国家警察から入手したセブ州の犯罪統計によれば、2013年7月~9月における犯罪発生件数は以下のとおり。(犯罪件数総数は,前期比で31.9%増,前年同期比で248.6%増)

 

  (ア)殺人166件(前期比:22.0%増) (うちセブ都市圏(セブ,マンダウェイ,ラプラプの3市)で62件(前期比:24%増))

  (イ)傷害1,705件(前期比:38.1%増) (同591件(前期比:74.3%増))

  (ウ)強姦57件(前期比:67.6%減) (同20件(前期比:17.6%増)

  (エ)強盗1,047件(前期比:24.1%増) (同618件(前期比:20.2%増))

  (オ)窃盗2,232件(前期比:45.5%増) (同1,279件(前期比:38.1%増))

 

 (2)邦人被害事案

   (ア)7月中旬、セブ市内アヤラモールにて買い物中に日本語にて声をかけられた邦人旅行者の男性が、フィリピン人男性からカードゲーム(いかさまトランプ賭博)の誘いを受け、合計約30万円をだまし取られる被害が発生。

   (イ)8月中旬、在留邦人(女性)がセブ市内マンゴー通りの歩道を歩行中、携帯電話、キャッシュカード、現金等の入ったバッグをひったくられる被害が発生した。

  (ウ)セブ市内マンゴー通りのマンゴースクエアにあるコンビニエンスストアにて邦人男性が友人の女性と入店し、警備員を装った犯人に同店入口で所持品を預けるように指示され、PC、現金等の入ったバッグを預けたところ、返却されず所持品を盗難された。 (エ)8月中旬、邦人男性がセブ市セントニーニョの眼鏡店にて眼鏡をみていたところ、自身のそばに置いたPC、現金等の貴重品が入ったバックを何者かによる置き引き被害にあった。

  (エ)8月下旬、邦人男性がセブ市セントニーニョの店で果物を購入していたところ、未成年の若者にバッグをひったくられ、所持品を強奪された。

  (オ)9月上旬、邦人女性がセブ市マキシロム通りのBPI銀行周辺を午後8時頃歩いていたところ、バイクに乗った2人連れの男が所持品入りのバッグをひったくって逃走した。 (カ)9月上旬、邦人旅行者2人がセブ市内マンゴー通りを歩いていたところ、5人の未成年に取り囲まれ、現金の入った財布をそれぞれ盗難された。

 

 (3)邦人以外の被害

 (ア)7月上旬の早朝、タクシー運転手がセブ州マンダウエ市内で乗せたフィリピン人男性2人と女性1人のグループに拳銃で脅され、売上金を強奪された。

 (イ)7月下旬の深夜、韓国人留学会社社員および男女学生2人が居酒屋から学校へ帰宅途中路上でオートバイに分乗した4人のフィリピン人から拳銃にて脅され、金品を要求された。また男らは女子学生を連れ去ろうとしたため、男子学生が抵抗したところ、犯人らは発砲し、学生および留学会社社員に負傷を負わせ逃走した。

  (ウ)8月上旬、セブ市バリリタウンで、ポーランド人旅行者が2人組の男性に拳銃を突きつけられ、約8万ペソ相当の所持品を強奪された。犯人らは、物品を強奪後バイクにて逃走した。

 (エ)8月下旬の深夜、ジープーニーを待っていたフィリピン人医師が、包丁を突きつけられ強盗に遭遇した男性を、声を上げて助けようとしたところ、強盗は逃走。同医師は同被害者を介抱するため病院に同行した。

  (オ)9月上旬、セブ市内で韓国人が経営している雑貨店に、客を装った強盗が入り、現金約4万ペソを強奪された。警察によれば、犯人の2人組の男は、ヘルメットをかぶって来店し、キャッシャーにて店員に拳銃を突きつけ、現金を脅し取って逃走した。

 (カ)9月上旬の夕刻、セブ南部のタリサイ市バランガイの路上で、歩行していたインド人がオートバイに乗った者から銃撃され、死亡した。

 

3.テロ・爆弾事件発生状況

 事件の発生は報告されていない。

 

4.誘拐・脅迫事件発生状況

 日本人の被害は報告されていない。

 

5.日本企業の安全に関する諸問題

  特段の問題は報告されていない。  

 

 

以上


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