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平成27年02月02日

 

ISILによる日本人と見られる人物の殺害を受けた注意喚起

 

   

平成27年 2月 2日

在フィリピン日本国大使館

 

大使館からのお知らせ

(ISILによる日本人と見られる人物の殺害を受けた注意喚起)

 

1 イスラム過激派組織ISIL(イラク・レバントのイスラム国)による日本人と見られる人物の殺害を受けた注意喚起
http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo.asp?infocode=2015C027

 

2 フィリピンにおけるイスラム系反政府武装勢力の動き
 (1)フィリピンにおいては,比政府とMILF(モロ・イスラム解放戦線)の和平プロセスに不満を抱くモロ民族解放戦線ミスアリ派(MNLF-MG)やバンサモロ・イスラム自由戦士団(BIFF)等,イスラム系反政府武装勢力がミンダナオ地方において国軍や警察等治安機関と衝突を繰り返しています。
本年1月末には,ミンダナオ地方マギンダナオ州ママサパノ町において掃討作戦を実施していた警察部隊がBIFF及びMILFと相次いで交戦し,治安当局及び武装勢力側双方に多数の死傷者が発生しました。
 (2)また,アブ・サヤフ・グループ(ASG)やジュマ・イスラミヤ(JI)などのイスラム過激派組織も引き続き国軍等治安部隊との間で交戦しており,また,ミンダナオ西部地域等において資産家や外国人を誘拐するなど,これらイスラム過激派組織の動きも予断を許さない状況にあります。
 (3)さらに,これらのイスラム系武装勢力・過激派組織の中には,シリア・イラクにおいて活動するイスラム過激派組織「イラクとレバントのイスラム国(ISIL)」等と同盟を結んだと主張する組織も存在し,今後,ISIL等に呼応し,外国人誘拐,テロ活動を活発化させる危険性があります。

 

3 つきましては,以下の諸点に留意しつつ,自らの安全確保に努め,不測の事態に巻き込まれることのないよう十分注意してください。
 (1)常に最新の治安情報を収集する。
 (2)テロの標的となり得る治安機関や公共施設にはなるべく近づかない。
 (3)多数の人が集まるショッピングモール,レストラン,ナイトクラブ等では常に周囲の状況に警戒し,不審物や不審者を見つけた場合には直ちにその場を離れる。
 (4)なるべく目立たず,周囲の環境に溶け込む。
 (5)ルーティンの行動は避ける。
  ・毎朝のジョギングなど同じ日課を繰り返さない(パターン化しない)。
  ・通勤や通学にあたっては,移動の時間帯やルートを変える。
 (6)個人情報の管理を徹底する。
  ・名前や所属,住所や電話番号,行動予定など身辺情報を不用意に流布せず,また流布されないよう注意する。
 (7)外出する場合には常に周囲の状況に気を配る。
  ・なるべく単独での行動を避ける。特に夜間の一人歩きは避ける。
  ・周囲に不審者,不審車両がいないか常に確認する。
  ・尾行や監視をされていないか注意を払う(下を向いて歩かず,前後左右の人の動きに注意を払う)。
  ・人通りの少ない道は避ける。
  ・見知らぬ人から話しかけられても,むやみに信用しない。

 

4 なお,テロ対策等に関しては,以下も併せてご参照ください。

 

○外務省海外安全ホームページ
パンフレット「海外へ進出する日本人・企業のための爆弾テロ対策Q&A」及び「海外旅行のテロ・誘拐対策」
http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph.html

 

○危険情報(フィリピン)
http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo.asp?id=013#ad-image-0

 

○安全対策基礎データ(フィリピン)
http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure.asp?id=013

 

○フィリピンにおける安全対策
http://www.ph.emb-japan.go.jp/visiting/2014safetymeasure_j.pdf

 

 

 

以上


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