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平成27年06月26日

 

イスラム過激派組織によるラマダンに際した声明の発出に伴う注意喚起

 

   

2015年6月26日

在フィリピン日本国大使館

 

 

1 外務省広域渡航情報として,標記注意喚起が発出されていますので,お知らせいたします。
●イスラム過激派組織によるラマダンに際した声明の発出に伴う注意喚起
http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo.asp?infocode=2015C176

 

2 フィリピンへの影響等
 (1)ISIL(ISIS) は,日本人をテロ等の標的にすることを明言しており,フィリピンとの関係においては,イスラム過激派組織であるアブ・サヤフ・グループ(ASG)が,昨年 9 月のドイツ人人質を解放する条件として,ドイツ政府に対し,身代金要求や有志連合国に対する支援を止めるように要求したケースがあります。また,バンサモロ・イスラム自由戦士団(BIFF)も ISIL(ISIS) と同盟を結んだと一方的な主張をしていることから,これら組織とISIL(ISIS)は何らかの関係を持っている可能性を排除することができません。

 (2)こうしたなか,ASGは,6月24日の午後,今年5月4日に北サンボアンガ州ダピタン市にあるアリグアイ島のビーチでASG関連組織とみられる集団に拉致されたと見られるフィリピン人人質3名が身代金の支払いを懇願する様子や,ASGの要求に応じない場合には同3名を斬首するといった脅迫の動画をインターネット上に公開しました。これは,ISIL(ISIS)のラマダンに際した声明に呼応したものかどうか不明ですが,手口がISIL(ISIS)の模倣であること等から,ラマダン期間中およびその後においても,このような誘拐事件やテロ事件が発生又は増加する可能性があります。

 

3 つきましては,上記の情報も踏まえ,フィリピンで「渡航の延期をお勧めします。」が発出されているミンダナオ地域の一部(西部のコタバト州,マギンダナオ州等)への渡航は目的の如何を問わず控えて下さい。また,上記以外のミンダナオ地域(東部のブギドノン州,南アグサン州等)への渡航・滞在を予定されている方は,不要不急の渡航は控えてください。仮に渡航・滞在をする場合は,公共交通機関は利用せず,テロの標的となり得るような治安機関等に加え,不特定多数の人が集まる場所(公共施設,レストラン,ショッピングモール,ナイト・クラブ等)に近づかないように注意してください。また,以下の「渡航情報」や,報道等から最新情報を入手し,自らの安全対策を心掛けてください。

 

●フィリピン「渡航情報」:

http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo.asp?id=013#ad-image-0

 

4 なお,テロ対策等に関しては,以下の資料も併せてご参照ください。
http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph.htmlに掲載
(1)パンフレット「海外へ進出する日本人・企業のための爆弾テロ対策Q&A」
(2)パンフレット「海外旅行のテロ・誘拐対策」

 

 

 

以 上


 


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