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平成27年10月29日

 

ヘイズ(Haze)の発生に伴う注意喚起

 

   

2015年10月29日

在フィリピン日本国大使館

 

 

1 煙害(ヘイズ:Haze)の発生状況

(1)9月中旬以降,インドネシア・スマトラ島などにおける野焼きや森林火災が発生源と見られる煙害(ヘイズ)により,マレーシア各地及びシンガポールにおいて大気汚染指数の悪化が報告されていました。

 

(2)フィリピンにおいても,先週から南部ミンダナオ地方及びビサヤ地方の一部において,視界不良による一時空港閉鎖,フライト便がキャンセルなどの影響が出始めています。環境天然資源省(DENR)は,この影響を踏まえて,調査した結果,ミンダナオ地方の複数の州において,ヘイズに起因する高レベルの大気汚染物質が含まれていたことを公表しており,当局によるモニタリングの強化が行われているところです。

 

(3)保健省は,今回のヘイズの影響を受け,呼吸器感染症,心臓疾患のリスクが増大するおそれがあり,特に,高齢者,子供,呼吸器疾患や心臓疾患のある方に対し,外出時におけるマスクの着用などの注意を呼びかけています。今後,中部のビサヤ地方,マニラ首都圏においても影響が出る可能性も考えられますので,下記3に記載した予防・対策事項をご一読の上,十分な予防及び対策を講じるようにしてください。

 

2 煙害(ヘイズ:Haze)とは
インドネシア・スマトラ島などにおける大規模な野焼きや森林火災により生じた煙が,南西季節風(モンスーン)により,マレー半島やシンガポールに流されることにより生じる煙害を指します。例年,乾季に当たる5月~10月に観測されます。なお,今回のフィリピンでの影響は,先般発生した台風24号によるものとの見方があります。

3 ヘイズによる大気汚染への予防・対策事項
ヘイズが原因で,咳やくしゃみ,喘息,気管支炎,結膜炎等の症状が出ることがあります。ヘイズによる対策については,次の諸点に注意してください。

(1)不要不急の外出は避ける。
(2)外出時にはマスクの使用を心がける(なお,ヘイズにはPM2.5も含まれるため,「N95」など,マスクの性能規格についてもご留意ください。)。
(3)うがいを励行する。
(4)水分を多く取る。
(5)症状が深刻な場合には、最寄りの医療機関に相談する。

○参考情報
フィリピン保健省
https://www.facebook.com/OfficialDOHgov

 

 

 

以 上


 


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