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平成22年12月01日

「 ミンダナオの平和と開発のための地形図作成プロジェクト 」

に関する覚書署名式

 

 

11月30日、アキノ大統領と桂誠駐フィリピン大使は、フィリピン政府の新規ミンダナオ開発計画「ミンダナオ2020」に関する式典において、JICAとミンダナオ開発庁( MinDA )及び国家地理資源情報庁( NAMRIA )との間の「ミンダナオの平和と開発のための地形図作成プロジェクト」への日本の協力を再確認する覚書署名式に立ち会いました。

 

「ミンダナオの平和と開発のための地形図作成プロジェクト」は、JICAの約13億円規模の技術協力によって実施される事業であり、ミンダナオ地域の5万分の1縮尺の地図を作成するものです。社会経済開発において、地形図は地理データの分析に不可欠であり、道路計画やハザードマップ策定等にも活用されるものですが、フィリピンでは、50~60年前に作成されたミンダナオ地域の地形図を現在も使用している状況です。そのため、ミンダナオ地域における開発計画の策定と実施に大きな支障をきたしていました。

 

 このような事情を背景に、フィリピン政府は、5万分の1縮尺の地形図更新及び地形図のデジタル・データ化について我が国政府の支援を要請し、我が国として協力を行うこととしたものです。本件プロジェクトの実施により、ミンダナオ地域における円滑な開発事業計画の策定、これら計画に基づく各種開発事業の効果的な実施が期待されます。

 

(c) Embassy of Japan in the Philippines