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平成22年03月16日

平成21年度草の根・人間の安全保障無償資金協力

「セブ州シボンガ町マナタド小学校における5教室の建設及び3教室の修復計画」

贈与契約署名式

 

 

3月16日、 桂誠駐フィリピン大使は、日本大使館において、シボンガ町のバカルトス町長との間で、標記案件に係る贈与契約に署名しました。

 

本件の供与額は、92,934米ドル (約920万円)です。

 

(案件概要)

セブ州シボンガ町はセブ島中部に位置する、人口約4万人の町です。 同町のマナタド村にあるマナタド小学校は、1950年代に建設された村唯一の小学校です。同校は山間部に位置しているため、生徒の多くは1時間程度かけて通学しています。既存の校舎は1970年代に建設されましたが、現在では屋根や床に破損が生じるなど、校舎の老朽化が進み、生徒たちに快適な学習環境を提供できていません。また、1~4年生までの教室は周囲より低地に建設されているため、雨季には水が教室内に浸入し、授業が度々中断される事態となっています。

 

本事業では、5教室の校舎を新たに建設し、既存の3教室の修復を行います。また、併せて生徒用の机付き椅子及び教員用の机・椅子を支援します。本件実施により、321名の生徒の学習環境が向上するほか、生徒の退学率改善や就学率向上が期待されます。

 

 

(c) Embassy of Japan in the Philippines