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平成22年07月09日

我が国のODA支援による「家畜マーケット

施設における修復近代化計画」の実施

 

 

2010年7月7日、日本政府は、無償資金協力(貧困農民支援)の見返り資金事業として「家畜マーケット施設における修復近代化計画」の実施を承認しました。

 

本件事業は、バタンガス州、マスバテ州、東ネグロス州、西ネグロス州、ダバオデルスール州の 5 箇所の家畜マーケット施設を改修するとともに、デジタル量りの導入などを行い近代化を図るものであり、 3,390 万 8 千ペソ(約6,800万円)の日本政府の資金協力によって実施されるものです。右 3,390 万 8 千ペソの資金は、日本政府による無償資金協力(貧困農民支援)によって調達した肥料を、フィリピン政府が市中へ売却することによって得た「見返り資金」から拠出されています。

本件事業により、関係する家畜畜産農家の収入が25%向上することが期待されており、農家の収入向上を目指すフィリピン政府の取組を支援するものです。

 

我が国のフィリピン政府に対する貧困農民支援は、 1977 年から 31 回実施されており、フィリピン政府が肥料の市中への売却によって得た見返り資金は、付加価値の高い農作物を栽培導入するにあたっての資金提供や、農作物貯蔵施設、小規模かんがい施設の改修など小規模農家への支援や貧困削減を促進する事業に使用することが可能となっています。

 

 

(c) Embassy of Japan in the Philippines