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平成22年07月28日

平成20年度草の根・人間の安全保障無償資金協力

「 北コタバト州リブンガン町保健所改修計画 」

引渡式典

 

 

 

菊地智徳在フィリピン大使館一等書記官は、2010年7月27日、平成20年度草の根・人間の安全保障無償資金協力で供与された「 北コタバト州リブンガン町保健所改修計画 」の引渡式典に出席しました。

 

 本件は、2009年3月30日に署名式が行われたものであり、供与額は72,469米ドル(約820万円)です。

 

(案件概要)

リブンガン町保健所は、1976年に中央政府(保健省)により建設されたもので、北コタバト州で最も老朽化している保健施設の1つでした。建物にはシロアリが巣食い、構造に影響を及ぼしかねない状況となっていました。また、保健所には十分なスペースもなく、増大する患者に対応することに困難を来していました。保健所を利用する患者の大多数は、妊産婦や家族計画を目的とする者で、1日平均30〜40人になり、その他、曜日毎に結核や予防接種、外科等のサービスを提供しているため、診察を待つ患者が廊下まであふれかえっていました。また、周辺の3町(ピグカワヤン町、バニシラン町、アラマダ町)からもリブンガン町保健所を受診する町民が訪れ、混雑に拍車をかけていました。

 本件事業によって、保健所の拡張・改修が行われ、また、必要な医療機材の整備も図られたことから、リブンガン町及び周辺3町の住民に質の高い医療サービスが提供されるようになることが期待されます。

 

 

(c) Embassy of Japan in the Philippines