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平成22年07月29日

我が国のODA支援によるセラピオ・モンタニエール記念病院改修事業及び同病院

へのアクセス道路建設事業引渡し式

 

 

 

2010 年 7 月 28 日 ( 水 ) 、ミンダナオ島南ラナオ州マラバン町において、在フィリピン日本国大使館菊地智徳一等書記官は、ナギブ・シナリンボARMM(ムスリム・ミンダナオ自治地域)官房長官と共に、我が国が円借款によって支援しているARMM平和開発社会基金事業の下実施された、セラピオ・モンタニエール記念病院改修事業及び同病院のためのアクセス道路建設事業の引渡し式に出席しました。

 

本件事業は、セラピオ・モンタニエール記念病院の機能を高めるため、同病院の建物の改修、給水システムの改善等を行ったものであり、1,450万ペソ(約2,900万円)の日本政府の資金協力によって実施されました。加えて、736万ペソ(約1,400万円)の日本政府の資金協力によって、国道から同病院に通じる唯一のコンクリート舗装のアクセス道路を建設しました。これらの事業によって、同病院は、約10万人の周辺住民に対し、より衛生的で改善された医療サービスをより安全に提供することができるようになります。

 

「 ARMM 平和開発社会基金事業」には日本政府と世銀が協調融資しており、日本政府は同基金に対し24.7億円の円借款を供与しています。日本政府は、ミンダナオの平和と安定に資する支援の総称である「 J-BIRD (Japan-Bangsamoro Initiatives for Reconstruction and Development) 」の下、様々な経済協力事業を実施しています。今回引渡し式を実施した事業も、「 J-BIRD 」の一環として実施されたものです。

 

(c) Embassy of Japan in the Philippines