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平成22年10月12日

無償資金協力「貧困農民支援(2KR)」見返り資金事業展示会

 

 

 

10月12日(火)、桂在フィリピン大使は、マンダルーヨン市SMメガモールで開催された「貧困農民支援(2KR)」見返り資金事業展示会開会式に出席しました。

 

貧困農民支援事業は、貧困状況にある農民の生計向上を図るための食料増産援助事業として実施されていたものであり、農業省国家農水産評議会( NAFC )が中心として実施しているものです。本事業は、 1977 年から実施されているものであり、肥料などの農業資機材を調達するための資金供与を行っています。これらの供与された農業資機材を売却した資金を積立て、見返り資金として農業、漁業などの社会経済開発事業に活用されています。

 

本見返り資金事業は、農業省国家農水産評議会( NAFC )及び国家経済開発庁 (NEDA) により実施され、 NAFC は農業・漁業分野に関連した事業を実施し、 NEDA は、環境配慮を行うような小規模の先進的な生産性向上に関する事業を実施しています。

 

我が国のフィリピン政府に対する貧困農民支援は、 30 年にわたって実施され、フィリピン政府が肥料の市中への売却によって得た見返り資金は、付加価値の高い農作物を栽培導入するにあたっての資金提供や、農作物貯蔵施設、小規模かんがい施設の改修など小規模農家への支援や貧困削減を促進する事業に使用することが可能となっており、フィリピン国における ODA トップドナーとして、食料自給の達成及び貧困削減への支援を行っています。

 

 

 

 

(c) Embassy of Japan in the Philippines