ホーム - プレスレリース

平成22年10月21日

平成 21 年度草の根・人間の安全保障無償資金協力

「 ビリラン州カイビラン町における河川堤防建設計画 」

完成式

 

 

桂誠駐フィリピン大使 は、10月19日、平成21年度草の根・人間の安全保障無償資金協力で供与された「 ビリラン州カイビラン町における河川堤防建設計画 」の完成式典に出席しました。式典には、本件被供与団体であるビリラン州のヘラルド・エスピーナ州知事やロヘリオ・エスピーナ下院議員らが列席しました。  

 

本件は、2010年1月19日に署名式が行われたものであり、供与額は57,930米ドルです。

 

(案件概要)

レイテ島北部に位置するビリラン州は、琵琶湖と同程度の面積の島(ビリラン島)から成る、人口14万人の州です。同州は台風常襲地域に当たり、特に本件事業地であるカイビラン町は、サマール海とティナゴ川に囲まれた低湿地にあり、ティナゴ川が頻繁に氾濫し、家屋の浸水や倒壊、感染症の蔓延などが深刻な問題となっていました。

 

本件事業は、ティナゴ川沿いの堤防が未整備の150メートルについて堤防を新たに整備するもので、同事業の完成により、水害に恒常的に悩まされてきた住民720世帯余りが安全で生産的な生活を送れるようになることが期待されています。

 

(c) Embassy of Japan in the Philippines