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平成22年01月21日

無償資金協力「農地改革地域橋梁整備計画(バザル橋)」の完成 式典

 

 

 

1 月 20 日(木)、ルソン島オーロラ州のマリア・オーロラ町において、無償資金協力「農地改革地域橋梁整備計画(バザル橋)」の完成 式典が行われ、桂誠大使が出席しました。フィリピン側からは、アンガラ上院議員、デロスレイエス農地改革大臣、オナ保健大臣、ヘスス運輸通信大臣、アンガラ・オーロラ州知事他が出席しました。

 

バザル橋は、農地改革省が事業主体となり、公共事業道路省、オーロラ州、マリア・オーロラ町と協力して実施され、総事業費は、約 5 億 3 千万円です。

橋の延長は、110mとなっており、バザル行政区とマラシン行政区の農地改革コミュニティー( ARC )間を本橋梁が結ぶことにより、農産品、肥料などの物資が効率的に運ばれ、本地域の農業者の収入向上、生活環境の向上が期待されています。

また、本橋梁はオーロラ州立大学バザルキャンパスの学生や生徒のみならず、 2,000 名を超える周辺住民にとって、大雨や台風時のライフラインとしての役割も期待されます。

 

比政府は、包括的農地改革計画に基づき、農地改革コミュニティー( ARC )を中心とした農地改革受益者支援を展開しており、日本政府は、こうした比政府の努力に対し、円借款事業である農地改革インフラ支援計画( ARISP )等を通じて支援を行ってきています。

 

本事業は、地元住民の生活条件の向上、比経済の発展に資するとともに、我が国とフィリピンとの戦略的パートナーシップの推進にも寄与するものです。

 

 

(c) Embassy of Japan in the Philippines