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平成22年01月21日

無償資金協力「オーロラ記念病院改善計画」の起工 式典

 

 

 

 

1 月 20 日(木)、ルソン島オーロラ州のバレール町において、無償資金協力「オーロラ記念病院改善計画」の起工 式典が行われ、桂誠大使が出席しました。フィリピン側からは、アンガラ上院議員、オナ保健大臣、ヘスス運輸通信大臣、デロスレイエス農地改革大臣、アンガラ・オーロラ州知事他が出席しました。

 

本計画は、病院施設の建設及び医療機材の整備によりオーロラ州の州立病院であるオーロラ記念病院の機能強化・改善を行うもので、費用は、約 10 億 9,000 万円となっています。完成後、50床の病院として機能する予定であり、オーロラ州バレール町に開設されたフィリピン大学マニラ校保健科学科の保健人材育成の寄与にも役立つものと期待されています。

 

オーロラ州内には現在手術や集中治療等を実施できる病院が無く、手術や集中治療を必要とする場合、州都バレールから 4 時間かかる隣接州の病院まで搬送しなければなりませんが、本計画の実施により、手術や集中治療等が実施できるようになるほか、診療可能な疾病の範囲が拡がるなど、オーロラ州の保健医療サービスの質の向上が期待されます。

 

保健分野での協力は最も重要な人道的援助の一つであり、本事業は、我が国とフィリピンとの戦略的パートナーシップの推進にも寄与するものです。

 

(c) Embassy of Japan in the Philippines