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平成22年04月11日

 

我が国ODA支援による

パンパンガ河及びアグノ河洪水予警報システム改善計画 」(第2期)の完成式典

 

 

 

 4月8日、中部ルソン地域のパンガシナン州ロザレス市において、我が国無償資金協力「 パンパンガ河及びアグノ河洪水予警報システム改善計画 」(第2期)により整備されたアグノ河流域の洪水予警報システムの完成式典が行われ、桂誠駐フィリピン大使が出席しました。また、フィリピン側からは、アキノ大統領、モンテホ科学技術大臣他が出席しました。

 

本事業は、パンパンガ河及びアグノ河流域を対象とした、基幹多重無線網の改善、雨量・水位観測局とその情報を取りまとめるサブセンターの整備、市民防衛局( OCD )、公共事業道路省( DPWH )、国家灌漑庁( NIA )などの関連機関とのシステム網の整備など、既存の洪水予警報システムの改良や、洪水予警報システムの効果的運用のための技術的支援を行うもので、第2期事業としてアグノ河流域について実施したものです。第1期事業として、我が国が支援したパンパンガ河流域を対象とした洪水予警報システムは、2009年3月18日に完成し、既に運用されています。第1期及び2期の完成により、中部ルソン地域の洪水防御能力が格段に向上することとなり、今後の被害の大幅な軽減が期待されます。なお、同事業について、我が国は、無償資金協力として、第1期事業については7億7,900万円、第2期事業については3億7,600万円を支援しております。

 

本事業は、フィリピン、特にパンパンガ河及びアグノ河流域の中部ルソン地域の洪水被害軽減に資するとともに、我が国とフィリピンとの戦略的なパートナーシップの更なる発展に寄与することが期待されます。 (了)

 

(c) Embassy of Japan in the Philippines