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平成22年08月16日

フィリピン共和国への無償資金協力「 マヨン火山周辺地域避難所整備計画

交換公文署名式

 

 

 

8月16日、フィリピンの首都マニラにおいて、日本側卜部敏直駐フィリピン国大使とフィリピン側アルベルト・デルロサリオ外務大臣( Mr. Albert F. Del Rosario, Secretary of Foreign Affairs )との間で、 マヨン火山周辺地域避難所整備計画 ( the Project for Evacuation Shelter Construction in Disaster Vulnerable Areas in Province of Albay ) ( 供与限度額7億3900万円 ) に関する交換公文の署名式が行われました。

 

本事業が行われるルソン島南東部のアルバイ州は、マヨン火山の噴火による火砕流や、毎年のごとく襲来する台風による泥流や洪水が発生しており、自然災害の常襲地帯となっています。そのため、本事業により学校兼避難所施設を建設及び改修することとしており、整備後は、災害時には避難所として避難民の安全を確保し、通常時には安全で快適な学習環境が提供されることとなります。すなわち、災害対策と教育環境改善を一石二鳥で実現する事業であり、地域の成長と発展に貢献するものとなっています。

 

我が国は、同じ災害を多く抱える島国として、防災分野において長くフィリピンを支援してきた背景があり、今後もこのような事業を通じて二国間の協力関係をより強固なものにしていく考えです。 (了)

 

 

(c) Embassy of Japan in the Philippines