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平成23年11月14日

草の根・人間の安全保障無償資金協力

セブ州シボンガ町マナタド小学校における

5教室の建設及び3教室の修復計画

引渡式

 

 

 

11月11日、磯俣秋男在フィリピン大使館公使は、セブ州シボンガ町において、草の根・人間の安全保障無償資金協力「セブ州シボンガ町マナタド小学校における5教室の建設及び3教室の修復計画」の校舎引渡式に出席しました。式典には、シボンガ町のバカルトス町長らも出席しました。

本件事業の供与額は、 92,934 米ドル(約950万円)です。

 

(案件概要)

セブ州シボンガ町はセブ島中部に位置する、人口約4万人の町です。同町マナタド村にあるマナタド小学校の校舎は1970年代に建設され、屋根や床に破損が生じるなど、校舎の老朽化が進み、生徒たちに快適な学習環境を提供できていませんでした。また、1~4年生までの教室は周囲より低地に建設されたため、雨季には水が教室内に入り込み、授業が度々中断されていました。

 

本件事業では、5教室の校舎を新たに建設し、既存の3教室の修復を行いました。また、併せて生徒用の机付き椅子及び教員用の机・椅子を供与しました。本件事業の実施により、約300名の生徒の学習環境が向上することが期待されます。

 

このような学習環境改善のための支援を含む草の根・人間の安全保障無償資金協力は「人間の安全保障」の確保に資するものであり、フィリピンでは1989年から現在に至るまでの間に、計453件の事業を実施してきています。本件事業は我が国とフィリピンとの間の戦略的パートナーシップを更に強化することにも資するものです。  

 

 

(c) Embassy of Japan in the Philippines