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平成24年05月03日

我が国ODAの支援による

気象レーダーシステム整備計画 」によるビラク気象レーダーの完成式典

 

5月2日、カタンドゥアネス州において、我が国の無償資金協力案件「気象レーダーシステム整備計画」により整備された気象レーダーの完成式典が行われ、アキノ大統領、モンテホ科学技術大臣、アルメンドラスエネルギー大臣及び当館加藤次席公使兼マニラ総領事等が出席しました。

 

 

ビラク、アパリ及びギウアンに現存する気象レーダーシステムは、円借款「気象通信網整備計画」により、1994年に完成しましたが、3基の気象レーダーとも既に約 18 年の歳月が経過しました。経年とともに老朽化に伴う送信出力の低下、システム内部基盤の劣化及び表示装置のレーダー画像の海賊ができない等の問題が発生しており、観測業務遂行が困難な状況となっています。

本件計画は、台風・暴風災害に対し、円滑でより効果的な防災活動を拡充・強化するために、上記 3 カ所にドップラー機能を有する気象レーダーを整備し、的確な観測・情報伝送機能を構築することを目的としたものです。この計画の実施により、フィリピン全体における台風被害の軽減が期待されます。

防災及び災害対策の分野における協力は、共に自然災害多発国である日比両国間の協力の主要な柱の一つであり、本件計画の実施は、両国間の戦略的パートナーシップの一層の発展に寄与するものです。

 

 

(c) Embassy of Japan in the Philippines