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平成24年10月5日

フィリピン共和国に対する円借款に関する書簡の交換

 

 

 

5日(金曜日)、マニラにおいて、日本側卜部敏直駐フィリピン国大使とフィリピン側アルバート・デル・ロサリオ外務大臣(Mr. Alberto F. Del Rosario, Secretary of Foreign Affairs )との間で、77億7,500万円を限度とする円借款「投資環境に係る開発政策支援計画」(DPSP-IC:Development Policy Support Program-Investment Climate)に関する交換公文の署名式が行われました。

 

本案件は、アジア開発銀行(ADB)との協調融資により、フィリピンが持続的成長に向けて更なる投資を呼び込む上で必要としている投資環境の改善を支援するものです。具体的には、VAT還付問題の解決、電力価格の適正化、税関業務の効率化、インフラ開発といった 重要政策課題の克服を支援します。

 

投資環境の改善は、投資の増加を通じて雇用の拡大や貧困削減が図られ、フィリピン政府が「フィリピン開発計画 2011-2016 」において掲げている「包摂的成長」の実現に貢献します。

 

2008 年 12 月の日比経済連携協定(JPEPA: Japan-Philippines Economic Partnership Agreement )の発効以来、日比両国は経済的パートナーシップを一層強化してきました。今後も、 我が国はフィリピンの持続的な「包摂的成長」の実現に向けて、フィリピン政府による投資環境の改善を支援していく予定です。また、本案件は、我が国とフィリピンとの間の戦略的パートナーシップを更に強化することにも資するものです。

 

 

卜部大使スピーチ