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平成24年10月23日

国際赤十字・赤新月社連盟を通じた台風センドンによる被害に対する

緊急無償資金協力による避難住宅完成記念式典

 

10 月 18 日に、フィリピン南部ミンダナオ島北部のカガヤンデオロ市近郊において、 国際赤十字・赤新月社連盟( IFRC )を通じた台風センドンによる被害に対する緊急無償資金協力による避難住宅完成記念式典 が開催され、在フィリピン日本大使館から卜部大使夫妻が出席してスピーチおよびテープカットを行いました。

 

 

 

緊急無償資金協力は、海外における自然災害や紛争の被災者・ 難民 ・ 避難民等を救援することを目的として、被災国政府や被災地で緊急援助活動を行う国際機関 ・ 赤十字に対し、支援を行うものです。

 

平成 23 年 12 月、フィリピン南部のミンダナオ島北部を中心に被害を及ぼした台風 21 号(フィリピン名:センドン)による甚大な被害に対し、日本政府は国連世界食糧計画( WFP )へ 100 万ドル、国際赤十字・赤新月社連盟( IFRC )へ 50 万ドル、国際連合児童基金( UNICEF )へ 50 万ドルを支援し、食料・飲料水の配布、被災家屋補修のための援助を実施しました。

 

国際赤十字・赤新月社連盟( IFRC )を通じて支援された 50 万ドルにより、カガヤンデオロに 70 世帯、イリガンに 70 世帯分の避難住宅が建設され、 1000 世帯分の家屋補修のための資材が提供されました。

 

式典には フィリピン赤十字社総裁のリチャード・ゴードン氏 も出席し、 国際赤十字・赤新月社連盟( IFRC )を通じて日本政府 の支援により設立された避難住宅の引き渡しが行われました。

 

 

 

このような協力は、日本政府が推進している「人間の安全保障」の確保に資するものであり、自然災害等のリスクに対する脆弱性の克服及び生活基盤の安定・強化といった観点からも重要です。また、両国間の戦略的パートナーシップの一層の発展にも寄与するものです。