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平成25年10月09日

 

草の根・人間の安全保障無償資金協力

「西ミンドロ州カリンタアン町カリンタアン中央小学校における教室整備計画」

贈与契約署名式

 

 

                           

10月9日、卜部敏直駐フィリピン大使は、日本大使館において、被供与団体であるカリンタアン町の町長との間で、標記案件に係る贈与契約に署名しました。 資金供与額は、107,500米ドル(約880万円) です。

 

(案件概要)

 

カリンタアン中央小学校は、大型台風オンドイで6教室が破壊されたため、仮設教室で授業を継続してきました。しかし、仮設教室は既に老朽化が激しく、屋根が崩落する危険もあるため、児童が安心して学習できる環境の整備が喫緊の課題となっていました。

 

本案件では、6教室と黒板、机と椅子を整備して、同校の児童が安心して学べるようにします。このような教育環境の向上により、今まで危険な仮設教室で学習していた児童約240名が被益します。

 

草の根・人間の安全保障無償資金協力は「人間の安全保障」の確保に資するものであり、フィリピンでは1989年から現在に至るまでの間に、計486件の事業を実施してきています。こうした草の根レベルの支援についても我が国はかねてから積極的に取り組んできており、本件事業は我が国とフィリピンとの戦略的パートナーシップを育むことにも寄与するものです。  

 

 

 

( 了 )