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平成25年11月08日

 

草の根・人間の安全保障無償資金協力

「スリガオ・デル・スール州マドリッド町における耕耘機整備計画」

贈与契約署名式 資」の引渡式

 

 

                           

11月7 日、卜部敏直駐フィリピン大使は、日本大使館において、被供与団体であるマドリッド町の町長との間で、標記案件に係る贈与契約に署名しました。
資金供与限度額は、62,500米ドル(約510万円) です。

 

(案件概要)
スリガオ・デル・スール州マドリッド町の人口約1万5千人のうち、3割以上が1日1ドル未満で暮らす貧困ライン以下での生活を余儀なくされています。その多くは農民であり、低い生産性のため収入を高めることができずにいます。同町は、その6割 が森林に覆われ ており農地が少ない上、 土壌 も硬く開墾に多大な労力を要します 。

 

本案件では、 このような硬い土壌を開墾、農耕するためのトラクターを整備して、同地域の農民の貧困からの脱却を支援します 。

このような生産環境の向上により、農民とその家族およそ2000名が被益します。

 

草の根・人間の安全保障無償資金協力は「人間の安全保障」の確保に資するものであり、フィリピンでは1989年から現在に至るまでの間に、計487 件の事業を実施してきています。こうした草の根レベルの支援についても我が国は従来より積極的に取り組んできており、本件事業は我が国とフィリピンとの戦略的パートナーシップを育むことにも寄与するものです。

 

 

( 了 )