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平成25年3月20日

 

草の根・人間の安全保障無償資金協力

「 バンサモロのための研修施設整備計画 」

贈与契約署名式

 

 

 

 

 

3月19日、卜部敏直駐フィリピン大使は、マニラ首都圏において、被供与団体である バンサモロ開発庁のヤコブ事務局長 との間で、標記案件に係る贈与契約に署名しました。

 

 

資金供与額は、121,917 米ドル(約987万円) です。

 

 

(案件概要)

 

 バンサモロ開発庁(BDA)は、長年紛争で疲弊したバンサモロの人々への自立と生活の安定と安全に繋がる人材の育成を目的として、2002年に設立されました。

 

しかし、現状では、被供与団体が自前の訓練施設を持たないため、研修会場や宿泊施設を研修のたびに借り上げなくてはならず、研修費用が大きな負担となっています。

 

本件事業では、バンサモロ開発庁の研修施設および研修に必要なプロジェクター、音響システム、及びテーブル・椅子等の家具を整備し、効率的で質の高い研修を継続して実施できるように支援します。

 

各種の能力向上研修の実施により、草の根レベルの民衆およそ1150名が毎年被益します。また間接被益として、被供与団体が組織した156の各種組合の組合リーダーらに対して伝搬研修が実施され、数千人単位で草の根レベルの民衆たちに伝わり、自立および生活の安全と安定の実現に貢献することが期待されます。

 

( 了 )