日本大使館・磯俣秋男公使は、8月8日(木)、マンダリンオリエンタルホテル(マカティ市)において行われた我が国無償資金協力による「人材育成奨学計画(JDS)」(第11バッチ)奨学生の壮行会式典に出席しました。この式典にはカタリーナ比外務省研修所長(大使)の他、国家経済開発庁、公務員委員会等比政府機関の代表者も列席しました。
日本は平成25年度に日本の大学院に入学するJDS奨学生を、フィリピンの予算管理省、国家統計局、会計検査院等から20人受け入れます。2002年のプログラム開始以来これまで、219人のJDS奨学生が訪日しています。今回の第11バッチ奨学生を加えると、合計で239人が訪日することとなります。
人材育成奨学計画は、フィリピン若手行政官等が2年間の研修として日本に留学するために必要な資金を供与するものです。この協力により、ガバナンス支援、農業・農村開発、ミンダナオにおける地域開発行政、財政改革・投資促進政策、経済成長基盤整備などの分野における将来を担う指導者が輩出されること、二国間の相互理解や知的ネットワークの形成促進が期待されます。