12日、マニラにおいて、卜部敏直駐フィリピン日本国大使とアルバート・デル・ロサリオ・フィリピン共和国外務大臣(Mr. Albert F. del Rosario、 Secretary of Foreign Affairs)との間で、ノン・プロジェクト無償資金協力である「次世代自動車パッケージ(5億円)」に関する交換公文の署名が行われました。
「次世代自動車パッケージ」は、エネルギー効率が良く環境負荷が低い我が国の次世代自動車を,フィリピン国内に普及・促進するための資金を供与するものです。また,我が国企業が生産した製品が調達されることで,今後,日本企業の海外展開が促進されることが期待されます。
「次世代自動車パッケージ」は,我が国が2013年11月に策定した攻めの地球温暖化外交戦略「Actions for Cool Earth: ACE」の中で表明した,2013年から2015年までの3年間の気候変動分野における途上国支援策計1兆6,000億円の一環として実施するものです。我が国としては,すべての国による公平かつ実効性のある国際枠組みの構築に向け,フィリピンと引き続き気候変動分野で連携していきます。
この協力を通じて,フィリピンの産業及び環境政策支援を図ると同時に,今後の我が国の企業の海外展開が促進され,我が国とフィリピンとの経済関係が一層強化されることが期待されます。