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平成26年03月20日

 

草の根・人間の安全保障無償資金協力

「マギンダナオ州スルタン・マストゥラ町 スロン中等学校における教室整備計画」

贈与契約署名式

 

 

 

3月20日、卜部敏直駐フィリピン大使は、マニラ首都圏において、被供与団体である「スルタン・マストゥラ町政府」のマストゥラ町長との間で、標記案件に係る贈与契約に署名しました。

 

資金供与額は、114,790米ドル(9,412,780円)です。

 

(案件概要)

 

スルタン・マストゥラ町ソロン村のスロン中等学校は、1972年に紛争のために校舎を焼失し、長年閉校を余儀なくされていました。

その後、治安の回復に伴い住民が戻り、住民の子弟のための中等教育の場が必要であるというコミュニティのニーズが高まり、仮設教室と隣接学校からの間借りを以て再開校されました。一方、教室数は依然として不足しています。

 

同被供与団体を通して、同町のスロン中等学校に2校舎各3教室を整備することにより、毎年約240名の生徒に適切な学習環境が提供されます。

 

本件事業は、我が国によるミンダナオの和平と復興に資する支援(J-BIRD)の一環です。2006年のJ-BIRD立ち上げ以来、 J-BIRD 案件として実施を決定した草の根・人間の安全保障無償資金協力は75件にのぼり、その総額は約680万米ドル(約3億ペソ)となっています。