日本大使館・榎広之一等書記官は、8月1日(金)、ホリデイインホテル(マカティ市)において行われた我が国無償資金協力による「人材育成奨学計画(JDS)」(第12バッチ)奨学生の壮行会式典に出席しました。この式典にはフロレンティン比公務員委員会局長の他、国家経済開発庁、外務省等比政府機関の代表者も列席しました。
日本は平成26年度に日本の大学院に入学するJDS奨学生を、フィリピンの外務省、大統領秘書室、公共事業道路省等から20人受け入れます。2002年のプログラム開始以来これまで、239人のJDS奨学生が訪日しています。今回の第12バッチ奨学生を加えると、合計で259人が訪日することとなります。
人材育成奨学計画は、フィリピン若手行政官等が2年間の研修として日本に留学するために必要な資金を供与するものです。この協力により、ガバナンス支援、農業・農村開発、ミンダナオにおける地域開発行政、財政改革・投資促進政策、経済成長基盤整備などの分野における将来を担う指導者が輩出されること、二国間の相互理解や知的ネットワークの形成促進が期待されます。