天野哲郎駐フィリピン臨時代理大使は、11月11日(火)、技術教育技能開発庁(TESDA)本部(タギグ市)において行われた訪日前日本語研修開講式(日比経済連携協定(JPEPA)の下で来年6月に訪日予定の看護師・介護福祉士候補者向け)に出席しました。この式典にはパスクアTESDA副長官をはじめとする関係者が列席しました。
日比経済連携協定(JPEPA)によるフィリピン人看護師・介護福祉士候補者の訪日の枠組みは、フィリピン人看護師・介護福祉士候補者が日本に入国後、先ず6カ月間の日本語研修を受講し、その後、日本の病院及び介護施設に配属され、それぞれ看護師・介護福祉士の指導の下、働きながら日本の国家試験合格を目指すというものです。本件訪日前日本語研修は、フィリピン人候補者の日本語能力向上のため、日比経済連携協定(JPEPA)で定められた日本入国後の6カ月の日本語研修とは別に、日比両政府が共同で実施するものです。これにより、フィリピン人候補者は、日本の病院及び介護施設に配属される前に、合計で12カ月の日本語研修を受講することとなり、日本語能力向上が期待されます。
306名のフィリピン人看護師・介護福祉士候補者のうち、203名がTESDA語学研修センターにて、103名が日本語センター財団にてそれぞれ本件訪日前日本語研修を受講し、いずれも来年6月上旬に訪日する予定です。
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