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平成27年01月20日

 

平成26年度日本NGO連携無償資金協力 「移動式防災教室による防災知識の普及啓発事業」 贈与契約署名式

 

1月20日、石川和秀駐フィリピン大使は、日本大使館において、日本NGOである「SEEDS Asia (特定非営利活動法人)」の中屋信之現地代表との間で、本件事業の贈与契約に署名しました。

 

資金供与額は、175,326米ドル(約2,000万円)です。

 

(案件概要)

フィリピンでは例年自然災害による被害が発生しており、防災対策が重要課題となっています。特に、災害時の被害縮小のためには、住民への防災知識の普及による自助能力の向上が必要となります。本事業では、人口密集地であるとともにハザードマップにおいて洪水リスクが高いとされる地域を含んでいるマカティ市において、移動式防災教室を活用した防災知識の普及啓発事業を実施する予定です。移動式防災教室は、マカティ市の全33バランガイを対象として実施する予定であり、事業効果の向上のため、住民の積極的関与が期待されます。

 

日本NGOによる途上国での開発事業を支援する日本NGO連携無償は、2002年から開始されました。フィリピンでは、現在までに計37件の贈与契約が締結されており、支援総額は約6億円に上っています。本件事業は我が国とフィリピンとの間の戦略的パートナーシップの更なる強化にも資するものです。

 

 

(了)