10月15日、地震火山研究所(PHIVOLCS)(ケソン市)において、フィリピン共和国における無償資金協力事業「広域防災システム整備計画」の一環として供与される地震観測システム、津波観測システム及び津波シミュレーションシステムの引渡式が行われ、リボロ科学技術省次官補(Mr. Raymund E. Liboro, Assistant Secretary of Science and Technology)と当館石川大使が出席しました。
本事業では、広域防災システム整備のための機材を供与することとなっており、無償資金協力として総額10億円の支援を行っています。今回供与するシステムの他、昨年7月には8台の排水ポンプ車を公共事業道路省に供与しています。
防災及び災害対策の分野における協力は、共に自然災害多発国である日比両国間の協力の主要な柱の一つであり、本事業の実施は、両国間の戦略的パートナーシップの一層の発展に寄与するものです。最近のフィリピン国内において増大している自然災害による被災状況を踏まえ、日本政府としては、今後とも必要な支援を行っていく方針です。
[関連リンク]
・ODA見える化サイト「広域防災システム整備計画」
http://www.jica.go.jp/oda/project/1161600/index.html
Remarks of Ambassador Kazuhide Ishikawa
(了)