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平成28年03月01日

 

草の根・人間の安全保障無償資金協力

「ビサヤ地方11市町に対する緊急車両整備計画」

贈与契約署名式

 

 

 

3月1日、石川和秀駐フィリピン大使は、ケソン市ケソン・メモリアル・サークルにおいて、緊急車両の被供与団体であるフィリピン内務自治省消防局のバラユガ局長との間で、標記案件に係る贈与契約に署名しました。 資金供与額は、240,572米ドル(約2,600万円) です。
なお、同署名式は、フィリピン全国から集まった3000名以上の消防士の参加のもと、消防局主催「防災月間キックオフイベント」の中で実施されました。
 
(案件概要)
現在、フィリピン消防局では、人命救助および消火活動に必要な緊急車両が不足しており、国内全土の消防署に必要な数の緊急車両を配置することが困難な状況です。本事業は、フィリピン消防局の救助・消火活動の強化を目的として、本年は、特に災害の発生が多いにも関わらず、十分な緊急車両が整備されていないビサヤ地方11市町に対し、 緊急車両17台(救急車7台、消防ポンプ車7台、消防ポンプ積載車2台、救助工作車1台)を供与するものです。

 

本事業を通じて、フィリピン消防局の緊急事態に対する諸活動が強化され、ビサヤ地方のおよそ163万人が裨益します。

(※1)昨年は、ヨランダ台風後の復興支援として、同ビサヤ地方に対し、緊急車両20台を供与しました。今回はその追加的支援となります。
(※2)草の根・人間安全保障無償資金協力は「人間の安全保障」の確保に資するものであり、フィリピンでは1989年から現在に至るまでの間、計513件の事業を実施してきています。こうした草の根レベルの支援についても我が国は従来より積極的に取り組んでおり、本件事業は我が国とフィリピンとの戦略的パートナーシップを育むことにも寄与するものです。 



(了)


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