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平成28年03月09日

 

平成27年度草の根・人間の安全保障無償資金協力 J-BIRD 案件(5件)合同署名式

 

 

 

3月14日14時より、石川和秀駐フィリピン大使は、マギンダナオ州コタバト市アルノールホテルにおいて、今年度の J-BIRD(注)草の根・人間の安全保障無償資金協力5案件について、各被供与団体との間で贈与契約に署名する予定です。署名式には、カムリアン・バンサモロ移行委員会委員、バカニ・フィリピン政府和平交渉団員及びディパトゥアン・バンサモロ開発庁長官等が出席します。
 
今回署名が行われる5案件の総額は480,598米ドル(約5,300万円)であり、これらはミンダナオの和平と開発に対する我が国のコミットメントの一環です。5件の内訳は、教育案件3件、農業案件2件です。
   1.『マギンダナオ州アンパツアン町の農民に対する収穫後処理施設整備計画』
   2.『ラナオ・デル・ノルテ州における小規模・零細農家のための農業用トラクタ整備計画』
   3.『マギンダナオ州コタバト市アル・アザイレ小中学校における教室整備計画』
   4.『アグサン・デル・スール州バユガン町バユガン総合中等学校における教室整備計画』
   5.『マギンダナオ州パガルンガン町におけるカルブガン小学校教室整備計画』

 

2006年の立ち上げ以来、J-BIRD案件として実施を決定した草の根・人間の安全保障無償資金協力は87件(本件5件を含む)にのぼり、その総額は約7.67百万米ドル(約7億5千万円)となっています。    

 

 

(注) 我が国は、2006年よりミンダナオ和平支援案件をJ-BIRD (Japan-Bangsamoro Initiative for Reconstruction and Development)と総称し、元紛争地域に対する草の根・人間の安全保障無償資金協力など経済協力プロジェクトを集中的に実施しており、その総額はこれまで190億円以上になります。2015年6月には、アキノ大統領の国賓訪日の際の日比首脳会談において、安倍総理大臣は、ミンダナオの永続的な和平について、フィリピンの取組への支持を表明するとともに、我が国は新自治政府設立を念頭にJ-BIRDⅡの支援を進める旨述べました。J-BIRDⅡとは、バンサモロ地域の経済的自立の確保に一層焦点を当ててJ-BIRDを新たなフェーズで進めるものです。



(了)

 


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