ホーム - プレスレリース

平成28年04月12日

 

フィリピン若手農業者研修生の日本への出発

 

 

寺田書記官による挨拶

派遣される若手農業者研修生

 

4月8日、マニラ首都圏ケソン市の比農業省農業研修機関中央事務所内の農村開発教育センターにてフィリピンの若手農業者を日本で実施される農業研修に送り出す式典が行われました。式典には、当館寺田書記官、比農業省農業研修機関のサリオット局長及び公益社団法人国際農業者交流協会の笹子調整員が出席しました。本研修は、フィリピン全土の10代後半から20代前半の若手農業者20名を対象とし、既にフィリピン国内において農業技術や日本語の2ヶ月半の研修を終え、4月13日に日本に渡航し、日本にて全国の農家に別れ、住み込みで日本の生産技術、農業経営及び流通システムを11ヶ月間にわたり学ぶもので、フィリピン帰国後に地域のリーダーとして農業生産や食品流通の改善を主導に取り組む人材を育成することを目的としています。

 

本研修は、農林水産省の補助事業により公益社団法人国際農業者交流協会が事業実施主体となり、比農業省農業研修機関と協同で運営しています。その歴史は古く1986年に始まり、今年で30年を迎え、今や500名近い研修生OBがフィリピン全土で活躍しています。彼らの活躍によりフィリピンの農業は発展しつつありますが、農業生産時や流通時にロスが多いなど解決すべき課題もあり、研修生OBのネットワークを活用した課題解決等、今後検討していく必要があります。

 

本研修により派遣される研修生が農業のことは勿論のこと、日本文化全般についても深く理解していただき、その知見をフィリピンに戻った際に各地域に広めてもらうことにより、日比友好が広くかつ深く浸透していくことを期待します。



(了)


| 法的事項 |アクセシビリティについて | プライバシーポリシー|
Copyright © 2016在フィリピン日本国大使館