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海外安全対策情報

(2013年10月~12月)

在セブ出張駐在官事務所

 

 

1.社会・治安情勢
 セブ州は世界的に著名な観光地を擁しており,治安当局が取締りに力を入れていることから,一般的にはフィリピンの中では比較的治安が安定していると言われている。しかし、下記2.のとおり旅行者を含む邦人に対する犯罪被害が発生しており、決して安全とは言えない状況にあることから,行動する際には十分注意する必要がある。

 

2.一般犯罪・凶悪犯罪の傾向

(1)フィリピン国家警察から入手したセブ州の犯罪統計によれば、2013年10月~12月における犯罪発生件数は以下のとおり。
(ア)殺人175件(前期比:5.4%増)
(うちセブ都市圏(セブ,マンダウェイ,ラプラプの3市)で59件(前期比:
4.8%減))
(イ)傷害2,334件(前期比:36.9%増)
(同1,077件(前期比:82.2%増))
(ウ)強姦57件(前期比:増減なし)
(同33件(前期比:65.0%増)
(エ)強盗914件(前期比:12.8%減)
(同618件(前期比:増減なし))
(オ)窃盗2,296件(前期比:2.9%増)
(同1,576件(前期比:23.2%増))
(犯罪件数総数は,前期比で15.9%増,前年同期比で188.1%増)

 

(2)邦人被害事案
(ア)10月初旬、邦人旅行者がセブ市内のレストランで朝食中に椅子に掛けていた財布、カメラ等の入った鞄を置引きされた。
(イ)10月下旬、邦人旅行者がセブ市内オスメニアサークル付近を歩行中にズホンのポケットに入れておいた携帯電話をすられた。
(ウ)11月初旬、邦人旅行者がセブ市内のカルボン・マーケットで携帯電話で話しながら歩行していたところ、背後から何者かに携帯電話をひったくられた。
(エ)11月中旬、邦人旅行者がセブ市内マンゴースクエア付近でトライシクルに乗車したところ、乗車中に運転手に突然突き落とされ、財布、携帯電話、PC等が入った鞄を持ち逃げされた。
(オ)11月中旬、邦人旅行者がセブ市内コロン地域を歩行中に何者かに財布をすられた。
(カ)12月下旬、セブ市内に居住する邦人宅に網戸を壊し空き巣が侵入し、部屋の中にあった現金、PC等が盗まれた。
(キ)12月下旬、邦人旅行者がセブ市内サントニーニョ教会周辺の道路で携帯電話を使い周辺地図を検索していたところ、突然現れた男に携帯電話をひったくられた。

 

(3)邦人以外の被害
(ア)10月中旬、セブ市内ドルフォ・ファテマ地区でフィリピン人男性が自宅前で何者かにより銃撃され死亡した。
(イ)10月中旬、セブ市内ジェネラル・マキシロム・アベニューで韓国人男性が歩行中にフィリピン人少年2人に突然抱きつかれ、ポケットの中に入れていた現金をすられた。
(ウ)10月中旬、セブ市バニラッド地区から市内に向かうジプニー内でフィリピン人男性がフィリピン人女性をナイフで脅し、金品を強奪の上、ジブニーから飛び降り逃走した。
(エ)11月初旬、セブ市内アパス地区に居住する中国人宅に強盗が入り、宝石類等が盗まれた。
(オ)11月下旬、セブ市中心街向け走行中のジプニーの車内でベルギー人男性が窃盗団の一味に刃物を突きつけられ現金を強奪された。
(カ)12月初旬、ラプラプ市内パハック地区で通学途中の女子学生が4人組の男性に連れ去られ、強姦される事件が発生した。

3.テロ・爆弾事件発生状況
事件の発生は報告されていない。

 

4.誘拐・脅迫事件発生状況
日本人の被害は報告されていない。

5.日本企業の安全に関する諸問題
特段の問題は報告されていない。  

 

 

(了)


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