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海外安全対策情報

(2014年4月~6月)

在セブ出張駐在官事務所

 

 

1.社会・治安情勢
 セブ州は世界的に著名な観光地を擁しており,治安当局が取締りに力を入れていることから,一般的にはフィリピンの中では比較的治安が安定していると言われている。しかし、下記2.のとおり旅行者を含む邦人に対する犯罪被害が発生しており、決して安全とは言えない状況にあることから,行動する際には十分注意する必要がある。

 

2.一般犯罪・凶悪犯罪の傾向

(1)フィリピン国家警察から入手したセブ州の犯罪統計によれば、2014年4月~6月における犯罪発生件数は以下のとおり。
(ア)殺人210件(前期比:39.1%増)
(うちセブ都市圏(セブ,マンダウェイ,ラプラプの3市)で83件(前期比:
40.7%増))
(イ)傷害1,873件(前期比:6.8%増)
(同766件(前期比:9.1%減))
(ウ)強姦98件(前期比:15.3%増)
(同43件(前期比:15.7%減)
(エ)強盗812件(前期比:15.3%減)
(同491件(前期比:20.8%減))
(オ)窃盗2,461件(前期比:2.7%減)
(同1,588件(前期比:10.9%減))
(犯罪件数総数は,前期比で4.0%増,前年同期比で50.5%増)

 

(2)邦人被害事案
(ア)4月~6月までに間に、セブ市、ラプラプ市内のショッピングセンター(アヤラ、SM、ガイサノ、BTC)、セブ市ITパーク等で邦人旅行者や短期留学生が現金、携帯電話、旅券等を抜き取られるスリ被害が相次いで発生。
(イ)4月初旬、セブ市ITパーク内のレストランで邦人が鞄を置き引きされた。
(ウ)6月初旬、セブ市クアダルーペ地区で邦人宅に空き巣が入り、財布、旅券等の入った金庫を盗まれた。 
(エ)6月中旬、セブ州モアルボアル地方で邦人旅行者がホテルロビーのカウンターに置いていた鞄を持ち逃げされた。
(オ)6月下旬、セブ州ラプラプ市のホテルで邦人旅行者が宿泊中の部屋に強盗が入り、現金が盗まれた。
(カ)上記以外に,邦人がセブ市内のショッピングモール(アヤラ・センター、SMシティセブ)でフィリピン人に声をかけられ、後日、同人宅に誘われトランプ詐欺の被害に遭うケースが4月~6月までの間に4件発生しており、中には約60万円以上の被害を被った事案も発生している。

 

(3)邦人以外の被害
(ア)4月初旬、セブ州ラプラプ市マリゴンドン地区を歩行していたフィリピン人男性が何者かに銃撃され死亡した。
(イ)4月初旬、セブ州マンダウエ市の公共市場で露天商のフィリピン人女性が何者かに強姦未遂される被害が発生。
(ウ)5月中旬、セブ州マリバゴ地区の韓国料理店内で韓国人経営者及びその家族が娘婿に殺害される事件が発生。
(エ)5月中旬、セブ市内の複数箇所で麻薬中毒者3名が車の所有者を殺害し、車を盗む事件が発生。
(オ)6月下旬、セブ州ダラゲット町で米国人男性が自宅前で何者かに銃撃され死亡した。

3.テロ・爆弾事件発生状況
事件の発生は報告されていない。

 

4.誘拐・脅迫事件発生状況
日本人の被害は報告されていない。

5.日本企業の安全に関する諸問題
特段の問題は報告されていない。  

 


(了)


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