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海外安全対策情報
(2015年4月~6月)

在セブ領事事務所

 

 

1 社会・治安情勢
セブ州は世界的に著名な観光地を擁しており,治安当局が取締りに力を入れていることから,一般的にはフィリピンの中では比較的治安が安定していると言われている。しかし、下記2.のとおり在留邦人及び邦人旅行者に対する犯罪被害が発生しており、決して安全とは言えない状況にあることから、特に夜間の歓楽街や人通りの少ない通りの一人歩きを避ける等慎重に行動する必要がある。

 

2 一般犯罪・凶悪犯罪の傾向
(1)フィリピン国家警察から入手したセブ州の犯罪統計によれば、2015年4月~6月における犯罪発生件数は以下のとおり。
 (ア)殺人 223件(前期比:15%増)
 (うちセブ都市圏(セブ,マンダウェイ,ラプラプの3市)で73件(前期比: 32%増))
 (イ)傷害 2,053件(前期比:7%増)
 (うちセブ都市圏の3市で961件(前期比:7%増))
 (ウ)強姦 119件(前期比:0.8%増)
 (うちセブ都市圏の3市で44件(前期比:16%減))
 (エ)強盗 794件(前期比:7.5%増)
 (うちセブ都市圏の3市で440件(前期比:21%増))
 (オ)窃盗 2,086件(前期比:6%増)
 (うちセブ都市圏の3市で1,428件(前期比:7%増))
 (2015年4月~6月における犯罪件数総数は11,443件、前期比で7.8%増,前年同期比で7.2%の増加)

(2)邦人被害事案
 (ア)4月中旬,セブ州ラプラプ市のホテル内において邦人旅行者(男性)が朝食後部屋に戻ったところ,鞄が開けられ中に入っていた現金が盗まれた。
 (イ)4月下旬,セブ州ラプラプ市の飲食店において邦人旅行者(女性)が注文のため席を外したところ,椅子においたハンドバッグが置き引きに遭った。
 (ウ)5月初旬,セブ市バニラッド地区に在住の邦人夫妻(妻は比人)が休暇にて帰国している間,自宅に空き巣が入り現金・宝石類が盗まれた。

 (エ)5月中旬,セブ市のモール内において邦人留学生が比人男性に声を掛けられ,同人宅に誘われトランプ詐欺の被害に遭った。
 (オ)5月下旬,セブ州マンダウエイ市のバスターミナルにおいて邦人旅行者(男性)がバスを待っている間、何者かにより鞄が開けられ現金、携帯電話を盗まれる被害に遭った。
 (カ)5月下旬,ラプラプ市マクタンニュータウンにおいて買物中の邦人旅行者(女性)が転倒し,ハンドバッグが路上に投げ出されたところ、拾い上げた比人男性にバッグを持ち逃げされた。
 (キ)6月初旬,セブ市コロン地区において邦人留学生が携帯電話にて自己撮影をしていたところ,通行中の比人男に携帯電話を窃取された。
 (ク)6月中旬,セブ市ティサ地区に居住の邦人男性宅において自宅トイレの中に潜んでいた比人(2人組)の強盗に襲われ重傷を負った。

(3)邦人以外の被害
 (ア)4月初旬,セブ州バジャン町においてタイ人観光客(女性)が観光ガイドを伴い見学地まで徒歩にて移動中,所持していたバッグが開けられ現金を盗まれた。
 (イ)4月中旬,ラプラプ市内にて金融業を営んでいたインド人(男性)が帰宅途次、バイクに乗った二人組に銃撃を受け死亡。
 (ウ)4月下旬,セブ市コロン地区にある宝石店においてシャッターを開けたところ5人組の強盗に押し入られて約1千万ペソ相当の宝石・貴金属を強奪された。
 (エ)5月中旬,セブ市内の公園においてオーストラリア人(男性)の観光客が公園内を散策中,背後から近づいて来た子供(三人組)にノートパソコンを奪われた。
 (オ)5月下旬,セブ市オスメニア通りにおいて韓国人が路上駐車した際に車両後方にお金が落ちたと比人男性に促され後方を確認したところ,隠れていたもう一人の比人に車内にあった鞄を持ち逃げされた。

 

3 テロ・爆弾事件発生状況

事件の発生は報告されていない。

 

4 誘拐・脅迫事件発生状況
事件の発生は報告されていない。

5 日本企業の安全に関する諸問題

 特段の問題は報告されていない。


 

(了)

 




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