「感染症対策のためのデジタルヘルスシステム支援プロジェクト」による予防接種記録のデジタル管理アプリケーション“DigiVacc”立ち上げイベントの開催

令和7年8月1日

2025年7月30日、横田直文経済公使は、子ども達の予防接種の記録をデジタルで管理するデジタルアプリケーションセット“DigiVacc”の立ち上げイベントに出席しました。


DigiVaccは、日本政府の「感染症対策のためのデジタルヘルスシステム支援プロジェクト」の下で、ユニセフとフィリピン保健省が連携して開発されました。

DigiVaccは、医療提供者が自分の地域の予防接種の記録をデジタルで管理できるウェブおよびモバイルアプリケーションである“VaccTrace”と、保護者が子供の予防接種記録や次の接種スケジュールを確認できるモバイルアプリケーションである“VaccCheck”で構成されています。これらのアプリケーションを用いることで、子ども達が、推奨されるワクチンを適切な時期に接種できるように支援します。

横田公使はスピーチの中で、このDigiVaccが予防接種のデータ収集におけるギャップ解消に役立ち、地方および国家レベルでの、より効果的な接種計画の立案を支援できることを期待すると述べました。加えて、医療従事者や保護者に対しても、DigiVaccを用いて情報に基づいた意思決定を可能にすることで、全ての子どもが予防接種によって予防できる感染症から守られることを望む、と述べました。