南シナ海に関するマニラ・ダイアログ2025への遠藤大使及び彼末海上保安監の出席
令和7年11月11日

2025年11月5日から7日にかけて、遠藤大使及び彼末浩明海上保安監(JCG)は、「南シナ海に関するマニラ・ダイアログ2025」にパネリストとして参加しました。
遠藤大使は、6日、「国際公共財としての南シナ海」と題するセッションに、豪州・加・仏・独大使と共に登壇し、各国にとっての南シナ海の重要性及びその展望について議論しました。遠藤大使は、南シナ海に関する諸問題は、地域の平和と安定に直接関わるものであることを改めて確認し、「自由で開かれたインド太平洋」の重要性を強調した上で、我々の責務は、安定を維持し、国連海洋法条約(UNCLOS)に合致したルールに基づく海洋秩序が確立されることを確保することである旨述べました。
彼末海上保安監は、7日、「インド太平洋地域におけるルールに基づく公平かつ持続可能な海洋秩序のための海洋能力構築」と題するセッションに、スパンガン比沿岸警備隊船隊司令等と共に登壇し、各国海上保安機関が海洋秩序維持に資する取組やその成果について議論しました。彼末海上保安監は、世界は海で繋がっており、地域や世界の平和と繁栄にとっては法の支配に基づく海洋秩序の維持は不可欠であることを念頭に、国際連携・国際協力を通じて「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて取り組んでいく旨述べました。