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我が国の ODA
~一般国民の目を通して~
在フィリピン日本国大使館経済班
50周年を迎えた日本の ODA 1954年10月6日、日本はコロンボ・プラン(開発途上国援助のための国際機関のひとつ)への加盟を閣議決定し、こ れを機に開発途上国への経済協力に取り組むこととなりました。今日までに、日本の協力先は180以上の国や地域に 広がり、NGO(非政府団体)との連携による援助を含めて様々な形態で行われており、今年で50周年を迎えました。 なお、フィリピンへのODAの開始は、研修員受け入れ1954年、専門家派遣1959年、青年海外協力隊の派遣1965 年、技術協力プロジェクト(家内小規模工業技術開発センター)1966年、有償資金協力(日比友好道路計画)1968 年、無償資金協力(食料援助)1970年となっています。
日本の国際貢献の重要な柱の一つとなっているODAですが、その実施現場のほとんどが開発途上国にあるために、 事業の実態や成果、これに携わる関係者の姿が、関係者以外の一般の方々には見えにくいという面があります。国民 の皆様からは、日本の援助が援助を受ける国にとって本当に役に立っているのだろうか、援助が感謝されているのか、 という声も聞かれます。そうした中、ODAを一層効果的・効率的な質の高いものとするとともに、ODAの透明性の更な る確保が求められています。そこで、平成11年度より、日本のODAを支えている国民の皆様に、ご自身の目で海外の ODAの現場を直接視察していただき、その様子をご意見やご感想として報告頂く「ODA民間モニター制度」が発足し ました。これまでに465名のモニターが、22カ国・延べ361案件のODA事業を視察しました。 そして、平成16年度は、東ティモール、中国、カンボジア、インド、フィリピン、インドネシアの6カ国を59名の民間モニタ ーが訪れました。 民間モニターの報告は外務省ホームページ http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sanka/kouhou/monitor/16m_houkoku/index.html でご覧頂けます。
日本の国際貢献の重要な柱の一つとなっているODAですが、その実施現場のほとんどが開発途上国にあるために、 事業の実態や成果、これに携わる関係者の姿が、関係者以外の一般の方々には見えにくいという面があります。国民 の皆様からは、日本の援助が援助を受ける国にとって本当に役に立っているのだろうか、援助が感謝されているのか、 という声も聞かれます。そうした中、ODAを一層効果的・効率的な質の高いものとするとともに、ODAの透明性の更な る確保が求められています。そこで、平成11年度より、日本のODAを支えている国民の皆様に、ご自身の目で海外の ODAの現場を直接視察していただき、その様子をご意見やご感想として報告頂く「ODA民間モニター制度」が発足し ました。これまでに465名のモニターが、22カ国・延べ361案件のODA事業を視察しました。
フィリピン班による視察
フィリピンには8月21日から28日の日程で、中学校・高校の教員5名を含む合計10名の民間モニターの方々が来訪 しました。
<視察先案件一覧>
LRT 1号線・2号線(マニラ首都圏) ストリートチルドレン施設(サンファン市) 熱帯医学研究所、結核研究所(モンテンルパ市) ADB 日本貧困削減基金事業(ケソン市パヤタス) 青年海外協力隊活動現場(パンパンガ州サンフェルナンド) 第六次教育施設拡充計画(パンパンガ州サンフェルナンド) アエタ族水供給事業(パンパンガ州ポラック) 農地改革インフラ整備支援事業(パンパンガ州メキシコ) 中央稲作試験場(ヌエバエシハ州ムニョス) フィリピン海上保安人材育成(マニラ市)
↑LRT 体験乗車。円借款によるインフラ事業の具体例として視察しました。
乗客や運転手へのインタビューも行い、LRTが人々の移動時間の短縮に大きく貢献していることを実感していただけま した。 一方で、車窓から見えるボロボロの建物や貧しい人々の生活ぶりに衝撃を受けたとの感想もありました。
↑パンパンガ・ハイスクールでの授業見学。
この学校には日本の無償資金協力で校舎一棟が建てられました。
数学特別クラスの授業でしたが、かなりレベルが高いと、日本で先生をしている方々も感心していました。この学校は 生徒数が約1万人のマンモス校で、一クラスの生徒数も60人程度、その上、学年によっては2部制、3部制で授業を行 っています。日本の状況との違いに、民間モニターの方々は深い印象を受けたようです。元気な子どもたちからの大歓 迎を受け、また子どもたちから色んな質問を受けたりして、交流の時間を楽しみました。
↑中央稲作試験場にて、改良を重ねられた農機具を見学。
我が国は中央稲作試験場(フィルライス)に対して、無償資金協力や技術協力などを10年以上にわたって続けてきて おり、米の生産性の向上や農民所得の増大などのために貢献しています。民間モニターの方々は施設内の各研究室 や試験農場などを視察し、日本と同じく米を主食とするフィリピンの、稲作分野へのODAに理解を深めることができました。
また、「子どもたちへの支援を続けて欲しい」という意見や「日本に帰ったら、民間モニターで見聞したことを是非周りの 人々に伝えたい」という意気込みも聞かれました。
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